昨日公開した表紙は、今のところ好意的に受け入れていただけているようで、ひとまずホッとしました。「マンネリだ!」とする声もありますが、このウォークマンはかなり衝撃的だったはずです。なんと言ってもカセットテープのケースとジャストサイズだったわけですから。「一体、どんな仕組みなの?」という興味と共に、ソニーへの憧れを募らせたに違いありません。
実際、いま見てもかなり精巧なつくりで、独自のスライド機構や金属製のメカニカルなスイッチ類にはなかなかしびれるものがあります。そんなウォークマンのエポックメイキングを紹介しているのが、今日紹介する記事です。
いやあ、こうして見比べてみると、持っていた機種、欲しかったけど買えなかった機種など、いろいろな感慨がこみ上げるというもの。それにしても、小型化、長時間再生、防水、ワイヤレスなどなど、実にさまざまなチャレンジが、それぞれの歴代モデルでなされていることに驚かされます。常に時代の最先端、エポックメイキングな存在であり続けたのがよくわかります。
今回は、表紙にもなったカセットケースサイズウォークマンがどのようにして誕生したのか、を中心に当時の担当者に方に話しを聞きながら、ウォークマンの革新的な部分について検証しています。これがひとつずつ聞いていくと、小さな工夫があちこちに散りばめられていて実にすごい。たとえば、記事で解説できなかったものを一つ紹介すると、キャプスタンにガイドが取り付けられていることが挙げられます。
キャプスタンと言われてもわからない人がほとんどかもしれません。ピンチローラーとの組み合わせでテープをはさんで駆動するローラーのことで、カセットデッキのヘッドの近くに2本、棒状の部品が飛び出しているのを思い出せれば「ああ!あれね」となるでしょうか。このキャプスタンは、テープを一定の速度で駆動する重要なパーツなのですが、WM-20では本体の厚みを薄くすると十分な強度が保てなかったそう。そこで、キャプスタンそのものをガイドするハウジングを作ってキャプスタンを覆ってしまおうというのが採用されたアイデアでした。写真がない(撮っとけばよかった…)ので、うまく説明できないのですが、これ自体もかなり奇抜なアイデア。ところが、このハウジングがカセットの出し入れ時にテープに引っかかってしまうことがわかり、その形状について試行錯誤が行なわれたのだそう。
他にも電池収納部のフタや、薄型モーターの開発、フレームの素材などなど、あらゆる困難を乗り越えてカセットケースサイズを実現したというエピソードをたっぷりと聞けました。一つ一つのエピソードは、実に細かく技術的なことなので、なかなか記事にしにくい話ではあるのですが、非常に興味深く、いつかこんなことも紹介できるような記事ができるといいな…なんて思いましたね。
ということで、今回の特集では懐かしのウォークマンがずらり! あなたにとってのエポックメイキングなモデルはどれでしょうか? 昭和40年男最新号は7月10日発売予定! ぜひ書店で手にとって見てください。
懐かしく拝見いたしました^^
よくぞこれだけのマシーンを
そろえられたと感心感動いたしました。
初期の頃はかなり大きい本体に
ヘッドフォン・・・
カセットを何本も
持ち歩いていたのが懐かしい(笑)
パソコンなんぞない時代でしたから
手書きや、インレタでタイトル作ったりして・・・
先日物置の整理していたら
ラジオ番組やFMの録音カセットが出てきました。
手書きの文字がへたくそで(笑)
そういえば大阪秘密基地の次回告知が
掲載されていなかった気がするのですが???
まだ決まらないのかなぁ?
楽しみにしていますので
よろしくお願いいたします。