角川新書から新刊『任天堂ノスタルジー』(800円・税抜)が発売されている。
昭和40年男にとって、任天堂は青春期を彩った欠かせない存在だったのではないか。その任天堂の伝説的天才開発者・横井軍平の栄光と苦悩を描いた新刊をご紹介する。
花札メーカーだった任天堂に入社し、たった一人の発想力で任天堂を世界企業に押し上げた天才、横井軍平。彼の発想哲学は「枯れた技術の水平思考」だ。この哲学は今こそ、日本が見直すべき時期にきているのではないだろうか。ビジネス書としても、昭和40年男にとって読み応えのある。著者はITジャーナリストの牧野武文。
横井軍平の名前を知らなくても、必ず彼の手掛けた玩具で遊んでいるはず。日本のモノづくりの原点を知ることができる一冊である。