夏のハーフマラソンに燃え尽きた昭和40年男。

ハーフ縦昨日はマラソンチーム『昭和40年男』がハーフマラソンの大会に出場した。バッチリタメ年の5人で、合わせれば今年250歳である。このチーム、さすが『昭和40年男』を名乗るだけあって、ネジがぶっ飛んだメンバー構成だ。まず、僕を含んだ3人が故障持ちである。『昭和40年男』でも大活躍しているタメ年ライターの濱口(写真右)は膝、『浅草秘密基地』で知り合いすっかり仲よくなった浅野さん(写真左)はふくらはぎ、そして僕は太ももと、ガタが出始めた昭和40年男らしいラインナップじゃないか。この故障組に加えてあとの2人、小西さん(写真左より2人目)と紅一点のヒロさん(写真右より2人目)はマラソン大会初挑戦というのだから素晴らしい面々である(笑)。だが成せばなる。全員無事に、規定時間内での見事な完走を果たした、パチパチ。

いやー、それにしてもキツかった。昨日は30度を超す暑さで、それは予想していたよりずっと苦しく、加えて初体験となった周回コースが拍車をかけた。3㎞のコースを7周の設定で、すなわちゴール地点に何度も戻ってくることになる。情けないことにその度に心が折れそうになり、「リタイヤしちゃおうかな」と自分の中にいる弱虫が語りかけてくる。さらに「なんのためにこんな苦しい思いをして走っているんだ」とまで嫌な虫は大暴れする。ソイツを撃退するために走っているんだと言い聞かせながら、なんとか3㎞の旅に出かけることを繰り返した。その気力を奮い立たせてくれるのは、同じコースで奮闘しているチーム員たちの存在だ。タメ年男(プラス女)たちも同じように苦しさと戦っている。もっといえば、この会場で走っている全員がそれぞれの苦しさと戦っていると意識することで、前へと進むエネルギーにするのだった。

僕の記録は2時間12分24秒(チーム中3位)とまったく振るわなかった。この結果に言い訳はいくらでも出来るけど、それらを全部含めて結果なんだよなと讃えあった濱口との共感はまるで「男は黙ってサッポロビール」のようで心地よく、そして嬉しかった。そう、マラソンにはまぐれなんかなくスタートラインに立った自分が出るだけなのだ。それ以上も以下もなく、潔く結果を受け止めるだけだ。

マラソン大会では絶対に負けたくない相手がひとりいる。言うまでもないかもしれないが自分自身だ。その時点での自分を出し切ることを目指し、それが出来れば清々しさと感動を得る。昨日もまさにそうで、タイムは振るわなかったが、気持ちのなかに飼っている弱虫との長く苦しい戦いから自分を出し切った。そうやって少しずつハートが強くなることで、これまで知らなかった苦しさを新たに経験できる。つまり頑張れば頑張るほど、弱虫はどんどん強敵になるのだ。うーむ、なんだかこれって変態みたいだな(笑)。

さて、皆さんも変態の仲間入りしてはいかがだろう。次のエントリーも近日中にこのブログで発表させていただくから、ぜひっ!!

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で

8件のコメント

  1. 追記
    レース後から呼吸は、
    スーハースースーハー(We will Rock You)
    のままです(>_<)

    • 小西さん、お疲れさまでした。ゴールは感動でしたね。
      コツコツと練習に励んで結果を出した姿に学ばせてもらいました。ありがとうございました。

  2. フラッと開けたフィガロの扉。中学時代は陸上部という安易な先入観、酒席での変態へのお誘い…。
    そのすべてが、この日に繋がっていました。
    とにかく、ありがとうございます!

    これから、いろんなことにトライするキッカケ、ひっかかり、とっかかりが出来ました。
    次も、出ます!あ、多分ですけど(^^;)

  3. 変態になりかけてます(笑)。

    同じこと考えながら走ってました。
    『あきらめない!』『あきらめたくない!』って。

    浅野先輩も書かれてますが
    ビールも刺身も焼鳥も餃子も最高でした!!!

    女子部員も絶賛募集中でーす♪(*´˘`*)♡

    • ひろさん、変態ワールドへようこそ。
      みんなで戦った後のビールは最高でしたね。これで変態部員を増やしましょう!!

    • 浅野さんが加わってくれたおかげで、チームが盛り上がってきました。あらためて、ありがとうございます。
      ローテーションで行くと次は7月なんですが、生死をかけた挑戦になりそうですね(笑)。

  4. 変態です、誰かのお陰で(;o;)
    思ったより、かなり暑かったみたいね(*_*)
    初めての2人のゴールした時の笑顔最高だったな(^^)v
    さて、何月目指しますかね(^^)

コメントは受け付けていません。