昨年9月に“2011年始動!”と謳い、編集部と読者のみなさんによるチャレンジを
開始した。1発目のスーパーママチャリグランプリは、感動のフィナーレとなり
大成功だったと言えるだろう。そして2発目がいよいよ今週末に行なわれる
42.195kmの旅、フルマラソンへのチャレンジである。参加を呼びかけたが、
今のところ問い合わせは1本のみだ。いつも参加しているという方からで
「がんばりましょう」とのことであった。
このチャレンジを発表した時点では燃えに燃えていた。去年の秋号のこと
である。誌面に告知した以上、過去ベストの4時間1分を切る。つまりひとつの
大きなハードルである4時間を切ることを誓っていたのだ。みっちりとは
いかないまでも、僕独自のトレーニングを4ヶ月間行なう予定だった。
独自のトレーニングとはなにか? 1つは階段ダッシュで、普段の生活で出くわす
階段をすべてダッシュで駆け上がるトレーニングだ。おーっ、パチパチ。
走るのに使う、腹筋下部のインナーマッスルを鍛えられるとなんかで読んだ。
もう1つが家まで歩いて帰る。すげーっ、パチパチ。僕ぐらいのスピードで走る
ランナーは心肺機能を駆使して駆けるというより、足腰がもてばなんとかなる
というレベルで、体に距離を入れてやることが有効なのである。赤提灯の
誘惑に負けて、3回に1回くらいしか完歩できない弱いヤツであるが、
これも自分のレベルにあったトリーニング方法である。加えて、走れる
チャンスがあれば走る…これがもっともできない部分ではあるが、
階段&徒歩帰宅を繰り返すだけでも、かなりいい線までもっていけると
わかっている。くどいようだが発表の時点では燃えていた。
だが人間とは弱いもので、日々流されていく。酒と仕事に全力で打ち込んでいるうちに
月日が過ぎていってしまった。加えて12月8日、最新号が完成して発売を待つばかりの
タイミングで開催された“ネズミ講式昭和40年会”では呑みすぎて、椅子から転げ落ちて
ケガをした。バカバカバカである。椅子から転げ落ちて尾てい骨を強打し、激痛の日々が
年越しまで続いた。やっと痛みが和らいできたと思ったら、スーパーママチャリレースで
左足をケガした。コイツは仕方ない、キャンセルだなと思っていたのだが、
タイミングよく(悪く)腫れがひき回復してしまった。うーん。
一度、物置きをひっくり返してこれまでの記録証を整理しないと記憶だけでは
曖昧なのだが、最初にトライしたのが26か27歳のときだった。4時間39分という
記録で、途中で歩いてしまったのがものすごく悔しかった。翌年は前年以上に
なにも努力しなかったから、せめてこれくらいはと前日夕方6時から禁煙した。
ゴール後の最高のうまい一本に胸を躍らせて走りきり、なんと前年よりタイムを
上げたのだった。疲れ果てた肺へ煙を送り込む気にならず、また、少々思うところも
ありそのまま禁煙生活が今でも続いている。以来、もう10回以上は走っている。
新しい雑誌の立ち上げ編集長のたびに不参加となることが多かったから、
今回はあえて雑誌の企画にしてのぞんだ姑息なヤツである。
さて、これほどまでたるんだ体で明後日はどこまで行けるのだろうか? 今まで
すべてに完走しているが、今回はまったく自信がない。ナイナイナイ〜(byシブがき隊)。
この無謀なるチャレンジは大会翌日のこのコーナーでセルフレポートを書きます。
ということでご案内です。この大会に参加される読者の方、または偶然に
勝田全国マラソンの検索でここに入ってきた昭和40年男の方、近所にお住まいで
僕の応援に駆けつけてくれる方、みんなみんなスタート30分前の10時30分に
ゴール地点近くで集まって励まし合い、記念写真を撮りましょう。当日は、
イベント用ダイヤル080-3177-9738(当日のみ)にお気軽に問い合わせてください。
待ってます。あっ、沿道で僕の応援をしてくれる方々、ゼッケンナンバーは
3898です(笑)。笑顔は振りまけないと思いますけど…。