昭和40年生まれのクリエイティブディレクター・上田壮一が2015年度グッドデザイン賞の審査員を務めている。
グッドデザイン賞は、様々に展開される事象の中から「よいデザイン」を選び、顕彰することを通じ、私たちのくらしを、産業を、そして社会全体を、より豊かなものへと導くことを目的とした総合的なデザインの推奨制度だ。1957年に通商産業省(現経済産業省)によって創設された「グッドデザイン商品選定制度(通称Gマーク制度)」以来約60年にわたって実施されている。よいデザインの指標として親しまれており、あのGマークにはきっと見覚えがあるはずだ。
上田はグッドデザイン賞の75人の審査員のうちの一人として審査に臨む。審査は多岐に渡る領域に対応するため、ジャンル毎に専門的に審査する15の審査ユニットが編成される。上田はユニット14:一般・公共向けの取り組みに属し、さらに来たる社会においてデザインが特に求められる領域の議論を深めるための特別チーム(フォーカス・イシュー・ディレクター)にも就任している。
間もなく応募締め切りを迎えようとしている2015年度のグッドデザイン賞の受賞発表は9月下旬の予定となっている。どのような取り組みが受賞するのか楽しみだ。
上田は広告代理店勤務を経て、2000年に株式会社スペースポート、2001年にThink the Earthを設立。以来、コミュニケーションを通じて環境や社会について考え、行動するきっかけづくりを続けている。主な仕事に地球時計wn-1、携帯アプリ『live earth』、書籍『百年の愚行』『1秒の世界』『グリーンパワーブック 再生可能エネルギー入門』、プラネタリウム映像『いきものがたり』など。多摩美術大学客員教授、非常勤講師も務めている。
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