50歳を迎えるその日へと、秒読み状態に入った気分だ。この節目に向かっていくなかで、仕事と体にさまざまな変化が出てきては一喜一憂している。
僕は20年以上にもなるマラソン人生を送っている。出場する大会は毎年1月の最終日曜日に決まっていて、直前に少しだけ練習するなんちゃってランナーだ。加齢による体力の減退が著しく、年々若干ではあるものの練習量を増やしている。とはいえ付け焼き刃感はまったく改善されないままだ。そこで一念発起して、来年の42.195㎞に備えてそれより短い距離の大会にエントリーを続けることにした。ペースとしては2ヶ月に1本を目指していて、先々月にはハーフを走り切った。そして今週末もまたハーフの大会に出るのだ。暑い季節のハーフはいいタイムは出しづらいだろうが、来年へ繋げるという意味できっといい影響が出るはずだと思ってのエントリーだった。が、先日肉離れなんて初体験をしちまってすっかり弱気になったところへ、この招待状が届いた。
読者さんとのゆるい集い『浅草秘密基地』にちょくちょく顔を出してくれる方が4人エントリーした。そして本誌でも大活躍してもらっているタメ年ライターの濱口も出る、計6人のタメ年男女のチャレンジなのはうれしい。もしこれがなく自分1人でのエントリーだったら、今回はキャンセルしたかもしれない。仲間がいることから、スタートラインに立つんだと自らを奮い立たせている。
だが痛みが出てしまったら、完走は断念した方がいいと情けないことに納得している。というのも、お医者さんによると癖にしないことが肉離れ対策のマストだとのことで、ここでもう一度やっちまうとそれこそ“癖”に直結らしく、2度とフルを走れなくなるぞと脅されている。
懐かしの作品『翔んだカップル』で、朝のジョキングを一緒にする爺さんのキャラクターがいて、医者から走ることを止められたなんてシーンが描かれていた。僕もいつかこんな日が来るのかなんて考えさせられ強く記憶に残っているが、まさかまさかこんなに早く医者の世話になるとは思っていなかった。加齢とはホントに残酷なものである。だが、突っ張るのは男の人生じゃ。このタイミングで仲間がたくさんエントリーしていることはよい偶然なんだととらえる。50歳を追い込むのに、いい試練なんだとケガを迎え入れることにして日曜日はベストを尽くすぞ。そして完走の後は、昭和40年男女らしく昭和の名店『鳥万』に向かうぜ(笑)。
絶対、無理はやめましょうねお互いに(^^)
鳥万、鳥万(^^)v
そうですね。ケガなく走りきれば打ち上げはきっと楽しいですよ。