ホール&オーツがやって来る!! 俺、困らない!?

写真昨日の朝、いつものように朝食後の新聞タイムにこんな広告を見つけた。「おおっ、まだやっていたんだ」とつぶやくと同時に♪ダ〜イヤトーン、ポップスベストテン♪のサウンドロゴが頭の中で鳴り響いた。僕にとってダリル・ホール&ジョン・オーツとはあの番組の常連であり、スターである。「キッス・オン・マイ・リスト」「プライベート・アイズ」「アイ・キャント・ゴー・フォー・ザット」と、立て続けのヒットをラジオで聴いては、子供心にセンスの良さを感じた。ものすごくポップで、洗練されていて、都会的。なのにヴォーカルはソウルっぽい歌い方で、いろんな要素が入り込んだ80年代の象徴的サウンドに数える僕だ。ミュージックビデオもシンプルでカッコよかった。

でも事件は突如として起こった。カッチョいい金髪ヴォーカリストのダリル・ホールが突如 “俺、困らない” と歌ったのだ。大ヒットを記録した「マンイーター」の冒頭がそんな歌詞で始まる。クイーンのヒット曲`「キラー・クイーン」のサビが “がんばれタブチ” に聞こえるなんてそんな生易しいものじゃなかった。一度そう聞こえてしまうと “俺、困らない” から逃げられなくなっていた。さらに事件は悪い方へと動いていく。当時組んでいたバンドで、この曲をコピーしようとなったのである。ヴォーカルを担当していた僕は、歌詞カードを眺めながら血のにじむような努力の末 “俺、困らない” から脱却したのだった(笑)。

と、そんな想い出たっぷりの彼らの公演は10月で、写真を見る限りでは現役バリバリの姿に見える。情報を検索する限り、どうやら当時のヒットチューンはしっかりと演奏してくれる期待が持てそうだ。レコードを買うには至らなかったホール&オーツながら、青春の1ページにはしっかりと刻まれているから、50歳を迎えた記念に行こうかなと日程を見ると10月19日である。残念ながら月曜日で読者さんとの集い「浅草秘密基地」とぶつかってしまった。うーむ、コイツは困った。“俺、困らない” とはいかない…。

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