昭和40年男の美意識を考えた時、商品のパッケージデザインの影響を考えないわけにはいきません。さまざまなカテゴリの商品やサービスが生まれ、パッケージにも新たな概念が次々と導入された時代に育ってきた世代にとって、そのデザインは重要な要素といえるでしょう。
そんなパッケージデザインのうち、「レコードジャケット」を外すことはできません。レコードショップでどのレコードにしようか、ジャケットを見比べては悩みに悩んだ経験は誰しもあるはず。買ったあともジャケットをしげしげと眺めながらそのレコードを聞くのも今はない体験だ。好きなジャケットの1枚や2枚はすぐに浮かぶし、「ジャケ買い」だってしたかもしれない。
今回の特集では、音楽やグラフィックに関わる昭和40年男たちに、レコードジャケットについて語ってもらっています。その一人がフライングキッズの浜崎貴司さん。彼が自らの音楽遍歴とともに好きなレコードジャケットについて語ってくれました。インタビュー時には本人もまったく意識していないようでしたが、好きな作品をいろいろと挙げていくうちに、ひとつの特徴が…。もしかしたら次回作のジャケットデザインさえも左右する!?かもしれないような発見がありました。ぜひともお楽しみに。