「ごまは体にいいんだよ」とは、お袋の口癖だった。当時はさほど気にしていなかったが、大人になってからはコイツのおかげでごまのヘビーユーザーとなった。
愛用の象印の『ごますり器』初代は、結婚式の引き出物のカタログギフトから選んだ。それまでは手でシャカシャカと回すタイプのモノを使っていて、それなりにごまを消費していたが、コイツを手に入れてから格段に消費量が増えた。自分で買うことは無かったと思うが、ギフトだからこそ手に入れる類いのモノってある。ラクをすることに投資はできぬが、タダでもらうのならいいんじゃないかと飛びついたのだ。すりおろす部分がどうしても劣化するから、先日届いたコイツは三代目で、当初感じたラクすることに投資なんてできるかとの気分は今はどこへやら。なくてはならぬ存在に昇格して、財布のヒモはカンタンに開く。
初代を手に入れたのはかれこれ10年以上前のこと。以来、なくてはならぬものになった。それまでのシャカシャカタイプに比べて、時間あたりにすれる量はおそらく10倍以上じゃなかろうか。おかずや麺類などにコクを加えてくれる。うまいだけじゃなく、お袋の言葉どおりさまざまな効用があるそうだ。
爺ちゃんから続く呑んべえだから、気軽にできる対策はできるだけ取り入れるようにしている。ごまもそのひとつで、積極的に摂取しているのに先日の健康診断結果はひどいものだった。50歳の直前にして、僕の劣化は加速気味に進んでいるようなのが悲しい。昨日の『浅草秘密基地』の参加者にも、ドンドンひどい方に進行していると言う男がいた。そしてそんな傷をなめあいながら2人は酒をあおるのだからしょうもない(笑)。
そんなバカモノだが、今朝もしっかり豆乳を飲み。ごまをいただき。ぶら下がりとストレッチなどなど、対策ばかりが増えている。悲哀に満ちた昭和40年男である。
いやいや、その努力が編集長の若さの秘訣なんですよ・・・たぶん。
僕も対策ばかりが増えていますが、続けられているのが摩訶不思議。
若さへの執着なんですかねぇ・・・・。
いやいや(ダブり)、若いだなんてそんな。嬉しくなっちゃうじゃないですか。
増える対策はどこまで増えるのやら。お互いトホホですね。