4月25日より、映画『パパ、遺伝子組み換えってなぁに?』が 渋谷アップリンクほか全国順次公開となる。
我々の食生活や、子供たちの未来にとって、重要となる“遺伝組み換え食品”の問題が、 ドキュメンタリー映画となった。
ストーリーは―― 3人の子どもを持ったことで“食”について考えるようになった一人の父親であり、 映画監督であるジェレミー・セイファートは、 種が大好きな長男の影響もあって「遺伝子組み換え作物=GMO」 に興味を持つ。そもそも、 アメリカでは表示義務がないため、 GM食品の存在自体がほぼ知られていないのが現状だ。 ジェレミーは疑問に思い、家族と共に遺伝子組み換え食品の謎を解く旅にでる。 遺伝子組み換え市場シェア90%のモンサント本社や、 ノルウェーにある種を保管する“種子銀行”の巨大な冷凍貯蔵庫、 GM食品の長期給餌の実験を行ったフランスのセラリーニ教授など、世界各国への取材を重ねるうちに、徐々に明るみになっていく食産業の実態にジェレミーは言葉を失う。 本作は、遺伝子組み換え食品の真実を追うドキュメンタリーでありながら、 『どんな食べものを、家族で選択していくのか』 という答えをみつけるまでの、家族の成長物語だ。 GMOをめぐる、OMG(オー・マイ・ゴッド!!)なロード・ムービー。 この旅の最後に、ジェレミーの家族は何を選択していくのだろうか。
この映画を機に、食の安全について考え直したい。
■監督: ジェレミー・セイファート
■出演:ジェレミー監督のファミリー、ジルエリック・セラリー二、ヴァンダナ・シヴァ、 (2013年/英語、スペイン語、ノルウェー語、フランス語/87分/カラー/アメリカ、ハイチ、ノルェー)
■公式サイト http://www.uplink.co.jp/gmo/