ウチの会社ではバイク雑誌も多く発行していて、雑誌に留まらずバイク関連の業務は多岐に渡る。イベント仕事も重要なひとつだ。15年以上も前のこと、ひょんなことからカワサキとの共催イベントのMCを務めることになり、以来バイクイベントの切り盛りは増え続け、現在では年間でかなりの数のイベントのMCを引き受けている。そのひとつに、これまたカワサキとの共催で29歳以下のカワサキファンを対象とした『カワサキオーナーズU29ミーティング』というイベントも受け持つことになった。僕の立場は上から目線のウザイおっさんといったところで、毎度若者たちに苦戦しながら奮闘している。
このイベントのゲストとして、カワサキを背負って国内ロードレース最高峰のJSB1000を戦っている若きライダー、渡辺一樹選手が去年1年を通じて参加してくれ、毎度トークショーを展開しながら若者をえぐり続けた。というのも、去年は目覚ましい成長を遂げたものの結果がついて来ず、年間ランキングは初めてカワサキを背負った前年と同じ7位に終ってしまったのだ。ツライ気持ちながら、集ってくれたお客さんたちのため、互いに一肌脱ぎ続けた1年だった。
今年もカワサキと契約できて、このミーティテングへのゲスト参加が継続となった。さらにさらに、今年は全日本モトクロスで同じくカワサキを背負って戦う男、三原拓也選手もゲスト参加することになったのである。2人とも1990年生まれの24歳だから足しても僕の年輪より少ない(泣)。自分の息子より下の男の子たちと年間5本以上のトークショーを組む予定になっていて、これはなかなか刺激的な仕事である。
この1発目が先々週末に福岡で行なわれ、大型出張となったのだ。渡辺選手1人でもずいぶん感情移入したのに、ダブルとは酷なことを申し付けるカワサキである。が、断ることは選択になく、今年1年は2人の若者の成績に一喜一憂することになるのだ。正直に言えば、感情移入なんかせずに軽~く考えちゃえばすごくラクになる。でもトークショーってのはそんな上っ面の付き合いではお客さんに通じるはずが無く、インナーへと入ろうとする。そうすればするほど感情移入するのは当然であり、結果最終戦まで心をざわざわとさせながら過ごすのである。
2人とも今年は正念場で、渡辺選手は契約3年目になり、三原選手も現在の国内最高峰クラスへの参戦が3年目だ。真価が問われることになる年に、イベントを通じて見守ることになったのは幸運と思って取り組みたい。
さて、いよいよレースは開幕戦を迎える。モトクロスは今日が決勝で、ロードは再来週末が同じく決勝だ。そのちょうど間の日曜日に神戸で『カワサキオーナーズU29ミーティング』がある。そんな絶妙のタイミングで彼らとトークショーをこなすことになるのはタフな話である。
今日の全日本モトクロスは残念ながら応援に行けないが、合間を見てちょくちょくチェックする慌ただしい1日となりそうだ。ちなみに、来週日曜日に開催する神戸のミーティング開場はクローズドのスペースではないから、29歳以下でなくても遠巻きにだったら見ることができるぞ(笑)。興味がある方は、奮闘するおっさんを見に来ていただきたい。
18、19日のMX第二戦は埼玉なので晴れたら観に行ってみようかと考えていましたが、正直モトクロスってよくわかんなくて(^_^;)
なので行けたら三原選手を応援することにしました(^^)
ありがとうございます。ぜひ応援してやってください。
昨日の開幕戦の結果がよろしくなくて心配です。