本日は出張なり。

クリスマスツリーが松に追い出され、その松が暦に追い出される。
もたもたしているとドンドンと時間が過ぎていくね。エンジン全開で
仕事をしたいところだが、昨日今日はクライアントへの挨拶まわりである。
まっ、これも大切な仕事で今年の方針などを聞き、またこちらの
やる気を告げる儀式といっていいだろう。昨日は都内のクライアントを
5社回り、今日はハイエースを飛ばしての磐田、浜松詣でである。
磐田といえばジュビロの本拠地、そうヤマハ発動機で浜松は世界の
中小企業スズキだ。ヤマハに関しては4部門に顔を出すということだから、
昨日と同じく5社分ということになる。さらにうれしいことに、新年会を
催してくれることになっていて、忙しいであろうなかを本当にありがたいことだ。
そしてたぶん、深夜にまでいたる大カラオケ大会を経てホテルでグッスリしたら
明後日の富士スピードウェイを横目に東京へとトンボ帰りして、今度は戦いを
共にする同士の待つ車へと乗り換え、またまた激走で富士スピードウェイへと
向かうという、なんとも慌ただしい週末だ。

挨拶回りをしていて思うことだが、つい先日暮れの挨拶まわり及び忘年会で
会った方々とまた気持ちを新たにして会っていることだ。合理的ではない(笑)。
ただ、これが日本の商習慣で薄れていってほしくない。僕の目が黒いうちは
続けるけどね。そういえば、かつて仕事初めの風物詩である初荷の姿を
ほとんど見ない。実家は荒川区で電気屋を営んでいたのでこれが楽しみだった。
メーカーのトラックが3台位で隊列を組んで押し込み、ドコドコと勝手に商品を
置いていく。こちらはおとそを振る舞い、店の前で家族全員とメーカーの人間が
10数名で輪になり3本締めで仕事初めを祝ってくれるのだ。照れくさいながらも
なんとも誇らしく迎えたのものだ。月日が流れ、トラックの台数が減っていき
初荷そのものがなくなった。そうして消えていった習慣がたくさんあることだろう。

だが、昨日の挨拶回りは気持ちよかった。たぶん今日も楽しい1日になるだろう。
バイクメーカーではあるものの、もちろん『昭和40年男』にも注目してくれている。
ヤマハとスズキは広告出稿までしてくれたほどだからね。今年も広告頂戴と
頼んで回るのだ。もちろんメインとなるプレゼンは今年の我が社の展開する
バイク雑誌だが、それでもバイクメーカーの人間はみなさんとてもフレンドリーに
接してくれるからとても楽しい。そこにズケズケと提案するのは少々あさましくも
あるが、こっちも商売だ。メーカーの大切な商品を、1台でも多く売るお手伝いを
しているつもりだから大胆にもなれるってか。

再来週までは新年会や挨拶が続く中、さあ、そろそろお尻に火がついてきたぞ。
今年1発目もいいものをつくるぞー。と、その前に明日の完走を目指さないとね。

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