季節の巡りでもっとも待ち遠しく、そして到来が遅く感じるのが冬から春の変化ではなかろうか。冬至が過ぎてお正月のやわらかな陽に春を感じ始めるものの、まだまだ寒い日が続く。2月4日の立春を迎え、少しずつ梅がほころび始める。だがまだ寒い日が続く。桃やモクレンが咲き始めても本格的な春にはやや遠く、桜前線の便りが伝えられてやっと待ちわびた季節の到来を楽しむ。心がウキウキするのはいくつになっても変わらない。南沙織さんの『春の予感』をついつい口ずさんでしまう今日だ。
夏生まれの僕にとって、次の夏は人生51回目となる。どうでもいい事のようだが、50のピリオドを打つ最後の季節がこの春ということだ。めいっぱい遊ばないと罰が当たると言い聞かせながらも、なぜか仕事が次々と舞い込んでくる。そういう歳なんですな。
では僕の身のまわりに訪れた小さな春をお届けしよう。まずは団地の前に見事に咲いたユキヤナギから。
この花は長く楽しめる。3月に入ると少しずつ咲き始めて、桜が散ってもなお咲いているのがよい。続いてはちょっと先取りで先週末の福岡出張で見かけた桜だ。
やはり春の主役は断然コイツですな。そして最後に食ではなんといってもこれでしょう。
脂の乗っていないバサバサなヤツで、香りを楽しめるのが初鰹のよさだ。目には青葉、山ほととぎす、初鰹。春の総仕上げとなる初夏の句だが、初鰹はフライングで楽しめる。今年もつい先日いただき、期待どおりのうまさだった。
今週末は気温がグーンと上がるところが多いらしいから、本格的な春の到来を満喫しようじゃないか。僕はこんなイベントで仕事をしているから、近くにお越しの方は立ち寄っていただきたい。
春に誘われたわけじゃない だけど 気づいて I’ve Been Mellow
いい歌だよなぁ・・・・
ホントいい歌ですよね。最後に♪春の予感〜♪でメロディを変化させるのもカッチョいいです。