大晦日だよ、全員集合。

今年も幕を閉じる日が来たね。
あっちゅう間の1年でしたというのは、ほぼみなさん
同じ想いじゃないかな? 僕はなんとか、ホントにやっとこさ、
這いつくばって…、今日を迎えられたことがうれしくて
涙が出そうなくらいだよ。とにかく苦しい1年だった。
でもそれは決して悪い意味でなく、自らが自らのために
作り出した苦しみであり、40代に突入して
もっとも激しく動いた1年でもある。
自らと書いたが、動けたこと自体はもちろん周囲のおかげであり、
でっかい感謝の気持ちを胸に抱き、本当にいい
平成22年の最終日を迎えることができた。

世相や環境は、これまで僕たちが生きてきた
年月の中で最悪ではなかったか?
年齢も厳しいところにきていることを
ひしひしと感じた1年ではなかったか?
世相環境は来年もっともっと悪い要素ばかりをはらんでいて、
そんなこたーみなさんも覚悟のうえで
今日この日を迎えているのでしょうね。

なあ、タメ年の同志たちよ。
本気の覚悟を持ってして平成23年を迎えようぜ。
まだまだ隠している力があるんじゃないか?
あっ、これWBSでイチローが松坂に言ってたよね。
もしもこの国のタメ年たちが、来年1年を本当に本気で突っ走れば、
今の危機的状況なんか笑い飛ばせると思う。
ハッハッハ。やっちゃおうぜ、みんな。

との仰々しい想いを胸に、本日の僕はなんてったって
大好きなお正月の準備である。
まずね、包丁を研ぐ。砥石を使って丁寧にごしごしごし。
明日のお刺身を最高の包丁で切り付けたいからね、ごしごし。

よーし、最高の切れ味に仕上がったら
15個近いタマネギをみじん切り。なにを作るかって?
昭和40年男が大好きなミートソースを煮るのじゃ。
えっ、別に好きじゃないってか?
それはね、僕の作ったの食べたことがないからさ。
そんなにうまいのならいっちょやってみようと思ったあなた、
解説しましょう。僕は今日、これからまさにこの作業をしますから、
シンクロしちゃおうぜ。業務用ともいえるほどのでっかい寸胴を
持っているのでこんなスゲー量になるけれど、まあテキトーに
ダウンサイズしてください。

材料。
ひき肉2キロ。タマネギ15個。セロリ2本。ニンジン2本。
ニンニク1個(ひとかけじゃないよ)。しいたけ5個。
エリンギ1パック。つうかきのこはテキトーに用意すればよし。
ポルチーニは高いからね。
トマトホール缶12〜15個。スパイスはローリエ、バジル、
オレガノ、ペッパー類、ナツメグ。
まっ、これもテキトーに台所にあるものでどうでもいいでしょう。
赤ワイン1本。塩。
んな感じで、まっ、煮込み料理なんでかなりアバウトで大丈夫(笑)。

作り方。
ひたすらみじん切り、がんばれ。
ひき肉をフライパンで炒めよう。始め肉汁が出てきて、
それが無くなるまで弱火でじっくりポロポロになるまで。
そこにワインを投入して、フライパンをこそぎ落としながら
一煮立ちさせる。別の煮込み用鍋ではオリーブオイルをひいて、
ニンニクとローリエをじっくりと炒めてからすべての
みじん切り野菜を投入してゆっくりと火を通していき、
ひき肉と合体。トマトホールを潰して投入したらこれでOK。
あとはひたすら弱火でコトコト煮込む。
とってもいい香りと、のんびりした時間の流れを楽しみながら
今年1年を振り返りましょう。
全体の量が半分くらいにまで詰まったら、塩を控えめに入れながら
好みの濃さにまで煮詰めていってでき上がり。
僕はだいたい1/3くらいまで、前述の量だと4〜5時間煮込みます。
好みで仕上げにバターとか生クリームとかもいいっすよ、コクが出る。
カンタンでしょ。こんなことをそろそろ始めて、
紅白の途中くらいに完成させようという僕です。

さてさて、年明けですな。
去年の大晦日も書いたけど、僕たち同じ時代を生きたもの同士。
深い絆じゃないかもしれないけれど、強い共有感は持っているよね。
それは互いの胸にある暖かいものだ。
40代ど真ん中の大変な1年が終わり、そしてまた始まりだ。
年明けの午前0時、みんなでみんなを心から励まし合おうぜ。
あけましておめでとうの声とともに杯を合わせましょう。

それではみなさん、よいお年をお迎えください。

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