今日が50歳の昭和40年男が、当然ながら大勢いるだろう。おめでとうございます。そしてこれからの10年こそが、人生でもっとも大切な年月になる。そのつもりでフンドシを締めてかかりたいですな。
「仕事人生のあがりが見えてきた」とは、先輩たちからよく聞いたセリフで、そろそろ感じ始めたタメ年諸氏もたくさんいるだろう。10代の頃に描いた壮大な夢は少しずつスケールダウンして、身の丈に合ったものに着陸しそうだと予測が立ってきたのではないか。だからこそ、ここからだ。僕も今頃はバンドを従えてワールドツアーを組んで、日本にたまに帰ってくるとどこに行っても目立ってしまうからニューヨークに住んでいる予定だった(笑)。ご多分に漏れず、キチンと身の丈に合った暮らしになっているが、まだまだ音楽をあきらめたわけじゃない。
そのための努力をめいっぱいしているかといえば、そんなわけでないのはこれまた実情だ。日々の仕事、暮らしに追われている中で音楽の時間は取りづらいが、前へと進む気持ちをあきらめたくないから疲れていてもギターを握る。基礎練習を欠かさないようにして、新しい歌を作ろうともする。仕事で疲れているのなんか誰だって一緒で、そこから時間や努力を削り出すことが出来るかがおっさんの生きる道だとムチを打つようにしている。
仕事柄なのか先輩たちの働きぶりをたくさん見てきた。大きな会社では、派閥やアホな上司などの理不尽なことで、いわゆる出世をあきらめざるを得なかった方を何人も知っている。だがその人たちは大きく2つに分かれる。あきらめるか否かだ。逆風の吹きすさぶ中で、懸命に走り抜けて定年を迎えた方々の清々しさったらない。出世は大切なことかもしれないけど、本来はそこじゃない。仕事に自分を注入するのをまっとうすることが大事であり、そうやって生きて定年というゴールを迎えた人は美しい。とにかくあきらめないで前に進みさえすれば、その人格は向上していく。もちろん仕事だけじゃないが、1日24時間に占めるウエイトが大きな分だけ顕著に現れる気がする。
奮い立たせて行かなければならない歳なんだということが、今や俺たちのリアルだ。負けないように生きたい。先日、極めて忙しい仕事生活を送るタメ年男が年間150本の映画を観るとの話を聞いた。しかもビデオでなく、すべて映画館でなくてはならぬと言う。彼はクリエイティブの世界で生きているから、自分の時間を削り取って費やしているのだろう。「好きだから」と笑うがなかなか出来るこっちゃないのは、ワールドツアーを目指しながらもギターの時間をそこまで作っていないダメな僕にはよくわかる(笑)。でもこんな刺激が明日に繋がっていくと思うから、苦しいながらこんなことを書いているのだ。
さてさて、なんで肉の写真なんだ? 僕はワールドツアー(しつこいっ!!)に出る日のために去年の夏から身体を絞っている。これまで10年以上に渡り、何度もトライしてきては挫折してきたが今回はちょっといい感じに仕上がってきた。そこでご褒美に50%オフながらいい肉買って焼いたのだよ。あまりストイックにならないように、たまには息を抜かないと疲れちまうと言い訳しながらだ。町田義人さんの名曲『戦士の休息』を歌ながら焼いたステーキのうまかったこと。と、追い込んでいない自分も同居していていいと思う。肝心なのはメリハリだ。
でもね、コイツはイカン。酒呑んだ後の深夜の誘惑、立ち食いそば屋の春菊天そばの大盛りだ。こんなことをやっては日頃の努力が台無しなのはわかっているのに、甘い誘惑に弱い俺なのさ。そしてこの翌日に乗った体重計で強く落ち込んだのだった。やはりワールドツアーは遠いなあ(笑)。
親分やっちまいました。
あれほど我慢してた豚骨ラーメン替え玉食っちゃいました。
お陰さまでジョギングは継続しようとは思いますが他に何やろうかな?
ギター?
なんちゃってギター部だったからな(^^;
たまにはいいじゃないですか。走り始めたのだから消費できますよ。
ジョキングの継続から来年の42.195㎞を目指しましょう。
>仕事で疲れているのなんか誰だって一緒で、そこから時間や努力を削り出すことが出来るかが
おっさんの生きる道だ。
まったく同感です!!オイラも常々そう考えながら日々過ごしています。
もちろん、なかなか言葉通りにはいきませんよね。
・・・・が、そう思って生きてるかどうか、この差は大きいと思ってます。
ホント言葉どおりにならない。でも意識があるだけで前に進んでいる気がします。お互い意識しながらがんばりましょう。ありがとうございます。