今年最後の浅草秘密基地は、ご覧の通りの大盛況で幕を閉じた。
今年4月に開始以来、毎週月曜日(祝日を除く)に1度も休まず続けてきた。
誰も来ない、編集部員だけでの開催がしばし続いたが、1人また1人と参加者が増えていった。
大がかりなイベントを目指しているわけでなく、なんとなくホッとする場所を目指して、
僕は必ずここで呑みながらみなさんが来るのを待っています。
昨日はもはや常連ともいえる面々のほとんどが、今年最後にと駆けつけた。
加えて、たまたま呑み会を開催していたが昭和40年男女が2次会として利用してくれ
このような盛況となったのだ。
「あーっ、ホントに編集長がいるんだ」
そう声を上げてくれた人がいたよ。そうそう、コイツがうれしいのですよ。ただいるだけです。
でもね、そこからホンの小さななにかが始まればうれしいじゃないですか。
そんな小さなお店のようなものを目指してます、『浅草秘密基地』は。
懐かしい流行りものの話から盛り上がり、音楽、車、バイクなど
夢中になった趣味の話へといき、ちょっと重い展開になったりもする。
歴史の話はちょくちょく展開されるし、親の問題やお墓の悩みなんかも
意見交換されたりする。これらの会話はそのまま『昭和40年男』の土になっていく。
直接的な企画に繁栄されなくても、ああ、こんなことに悩んでいるのだな。
えっ、そんなものが流行っていたの? そんな具合に積み上げられていき、
雑誌はつねに変化し続けるのである。だから『浅草秘密基地』に参加した方にとっては、
同時に『昭和40年男』の制作に関与したことになるのじゃ(笑)。
共有、共感が今の日本の閉塞感を解決していくひとつのキーワードだと思っている。
だからこんな雑誌をつくっていて、そのシンボリックな動きとしてリアルな集いを
ぶら下げているというわけだ。
とまあ、ごたくはいくつでも並べられるが、毎週月曜日という週のスタートの日に
ネジの外れた連中で呑むというのが単純にたまらない。楽しい時間だよ。
来年もダラダラと呑んでいるので、ぜひ気軽にお立ち寄りください。
1月のスタートは祭日が入ってしまうので17日からになります。
コイツは『浅草秘密新年会』としましょう。年の初めなので、
みなさん懐かしいものを持ち寄って盛り上がろうよ。
あっ、桂木文さんが載っている『GORO』が見たいなあ(笑)。