シーナ&ザ・ロケッツのシーナさんが亡くなったことを、今日になって旅先で知った。僕にとってシナロケは高校時代からずっと愛してきたバンドだ。シーナさんと鮎川さんは理想の夫婦でありながら、最強のロックコンビであり、男女でこれ以上のタッグを僕は知らない。
僕にシナロケを押し込んできたのは、もう10年以上前に他界してしまったバンドのギタリストだった。僕とヤツも最強のロックコンビを目指して日夜精進していた高校生の頃で、お2人の存在には強く憧れていた。シナロケの曲をなにかカバーしようとなり、糸井重里さんが作詞した『ピンナップ・ベイビー・ブルース』をセレクトした。今も歌っている大好きな曲で、当時は日本語でロックを歌うための教材にした。日本語独自のビート感を何度も何度も歌いながら身につけては、シーナさんを聴き込んでまた歌うのを繰り返した。僕の歌のベースにはこの影響が強く入っている。そして今は亡き相棒との想い出も一緒に連れてくる、シナロケは僕にとってあまりにも大きな存在だ。
光栄なことに、2012年の暮れに1度お会いした。『ガツンとひと言。兄貴の説教』に鮎川さんが登場してくれ、そのインタビューの取材現場にシーナさんがフラリと顔を出したのである。それまでの長時間のインタビューで、鮎川さんのカッコよさにしびれていたところ、シーナさんが合わさったら相乗効果で圧倒的な存在感を放つ。これだっ、最高のロックコンビなんだとひたすら感激した。そして、シーナさんとも少しだけ会話が出来た。この時はロックなシーナさんではなく、やさしくかわいらしいシーナさんをそこに見たのだった。
悲しい。そして偉大なロッカーであり師匠に感謝の気持ちもあふれている。さようならシーナさん。ありがとうございました。今夜はシーナさんの声で過ごさせていただきます。
『スイート・インスピレーション』のPVの丸いゴーグルがかっこよく見えて、似たものを探しに行った事を思い出しました。『シナロケ』は特定の世代のための音楽ではなく、広い層が楽しめるロケンロールバンドの1つ。
これからも聴き続けます。シーナさん、ありがとう。
コメントありがとうございます。
そうですね、確かにシナロケは老若男女が楽しめるロックですよね。僕もずっと聴き続けます!!
めんたいロック、ニッポンのロッククイーンを失った失望感です。
ご冥福を!
そうですね、まだまだロックし続けながらいろんなことを教えてくれる存在だった。残念です。
マジですか。。。
合掌 。