仏パリ・ルーヴル美術館の厳選コレクションが東京の国立新美術館にやってくる。『ルーヴル美術館展 日常を描く―風俗画にみるヨーロッパ絵画の真髄』が2月21日~6月1日に開催される。
昨日に引き続き、アート系の情報をご紹介する。パリのルーブル美術館を訪れたことがある人は、昭和40年男にも多いだろう。パリに行ったら、絶対誰もが行く場所だ。筆者も訪れたことがあるのだが、その大きさと、展示点数と、人の多さに圧倒されてしまった。ゆっくり時間をかけて観たほうがいいというガイド本のアドバイスに従い、丸一日時間をとり、朝からルーブル美術館に出かけたのだが、それでも時間が足りなかった。もっとじっくり観る時間が欲しかった。 観たいものをあらかじめ決め、効率よく回るためにスケジュールを組んでおけばよかったと つくづく後悔した。
本場に行っておきながら何なのだが、日本にいながらルーブル美術館を堪能できる美術展が催される。 この展示では、ルーヴル美術館のコレクション約80点を通して、16世紀から19世紀半ばまでのヨーロッパ風俗画の展開(6章構成)をたどっている。“風俗画”とは、日常生活の情景を描いた絵画のこと。時にはありのままの現実は描かれず、複雑な道徳的・ 教訓的な意味が込められることもあるため、当時の状況を読み解くという楽しみ方があるという。
筆者が観忘れた作品が数多く含まれているはずだ。 今度はゆっくりとこの展覧会を楽しみたいと思っている。
『ルーヴル美術館展 日常を描く―風俗画にみるヨーロッパ絵画の真髄』
会期:2015年2月21日(土)~6月1日(月)
休館:毎週火曜 ※5月5日、26日は開館
時間:午前10時~午後6時
※金曜日、5月23日、24日、30日、31日は午後8時まで
※入場は閉館の30分前まで
会場:国立新美術館 企画展示室1E (東京都港区六本木7-22-2)
料金:当日1600円(一般)1200円(大学生)800円(高校生)
前売・団体は200円引き