バカな俺はその仲間たちと「明けましておめでとうございます」と杯を掲げた。もう1月も終ろうってのに、日本中でこの挨拶を交わしているハッピーなヤツがどのくらいいるだろうか? 昨日は大好きな仕事仲間たちとの新年会だった。明石といったら魚ということで繰り出した店は、魚に関しては明石で取れたものしか使わないという店だ。うれしいじゃないのと次々に頼んだ。鯛にスズキ、ミル貝に穴子の刺身なんてのもいただいた。そしてなんといっても明石といえばタコだ。刺身と煮たものをいただきこれまた旨いっ。明石のタコは日本一だね。
そんな魚メニューがこれでもかと並ぶ中で、強く違和感を放っていたのがレバ刺しだ。「鳥ですかね〜」「(出して)いいんですかね〜」なんて会話を交わしつつも、もうずいぶん食べていないあの味と食感を思い出し迷わずオーダーした。きたーっ。なんと久しぶりだろう、レバ刺しちゃん。店員さんになんのレバーかと訪ねると、こちらのレバ刺しは魚の肝だとのこと。ビックリ仰天する面々にさわやかな笑顔で「今日のは石鯛とスズキです」ときたもんだ。店の目の前がすぐ海だから成せる技なのか。
見た感じは鳥レバーのようで、新鮮そのものだ。初めていただく魚のレバーを口に運ぶとこれはまさしくレバ刺しだ。牛や鳥のレバ刺しよりうまいかもしれない。臭みはまったくなく極めて上品でありながら、コクはやはりレバ刺しのそれと変わらず口に広がる。一同「おーっ」と歓喜の声を上げたのだった。
この歳になってもまだまだ初体験はあるモノですな。動けば動いただけきっと初ものに巡り会えることだろう。みなさんも明石にお出かけの際はここに足を運んでみてはいかがだろう? 新鮮な明石の魚介類を、リーズナブルにいただけるぞ。明石の海の幸を満喫してくれっ!!
魚って言われないと判らないかもね。
気仙沼でもあるといいんだが、見たこと無いな(*_*)
動けば動くほど色んな体験が出来ますな(^^)
お魚王国の気仙沼でも“レバ刺し”はなかったですか。ホント、うまかった。