昭和40年生まれのノンフィクションライター・藤井誠二が、双葉社文芸WEBマガジン『カラフル』にて連載エッセイ『爆笑鼎談 沖縄ホルモン迷走紀行』をスタート、その第一回目が公開されている。
本エッセイは沖縄の食をテーマにした鼎談エッセイで、「豚の鳴き声以外は全部食う」といわれる沖縄の「名店」もしくは「迷店」と呼ぶにふさわしい店でホルモンのすごみに惑溺していきながら、その歴史や文化を学んでいくのだという。登場人物は藤井誠二の他、大阪生まれ育ちのウチナンチュ二世の作家・仲村清司、2人の共通の友人で建築家の普久原朝充という3人。沖縄でホルモンを食べる珍道中レポートエッセイとなっている。
藤井はノンフィクションライターとして『人を殺してみたかった』、『体罰はなぜなくならないのか』、『アフター・ザ・クライム』といった著書や対談本を著している。その一方『漫画アクション』誌に4年半にわたってホルモン食べ歩きコラムを連載し、『三ツ星人生ホルモン』と『一生に一度は喰いたいホルモン』の2冊(いずれも双葉社刊)にまとめるほど筋金入りのホルモン好き。その藤井が繰り広げる沖縄ホルモン珍道中とくれば、沖縄好き、ホルモン好きなら見逃すわけにはいかないだろう。
第一回目は栄町の『アラコヤ』(前編)が取り上げられている。藤井自らが紹介して以来、大人気店になってしまったこの店を熱く語る3人の男たちが微笑ましくもうらやましい。2回目の公開が実に楽しみだ。
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