昭和40年生まれの心理学者・越智啓太が、著書『つくられる偽りの記憶』(化学同人)の刊行を記念した講演会『その記憶は本物か?』を行なう。
越智は、警視庁科学捜査研究所、東京家政大学文学部を経て現在は法政大学文学部心理学科教授を務める。専門は犯罪捜査への心理学の応用で、犯罪心理学のスペシャリストでもある。
その越智が著した本書は、心理学の研究によって明らかにされてきた人間の記憶について書かれたもの。すでに記憶がそれほど確実なものではないことが解明されており、たとえば事件の目撃者の記憶がちょっとしたきっかけで書き換えられてしまったり、前世の記憶やエイリアンに誘拐された記憶のような、実際に体験していない出来事を思い出すことすらあるという。自らのアイデンティティを確認するために、過去の思い出を積極的に改変している我々の記憶についてのメカニズムを最新の知見に基づきながら解き明かすというから興味深い。
本講演では、このようなにわかには信じられない記憶をめぐる謎と不思議に迫る。講演会終了後には、会場にて書籍を購入した人を対象にサイン会も実施される予定となっている。
越智啓太 先生講演会&サイン会【その記憶は本物か?】
日 時:2月13日 (金) 夜6:30~(開場 夜6:00)
会 場:八重洲ブックセンター本店 8F(東京都中央区八重洲2-5-1)
参加費:無料
定 員:50名(申し込み先着順)
申 込:同店にて申込み書を提出するか、電話(03-3281-8201)で申し込み
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