昭和40年生まれの建築史家・中谷礼仁が、金沢21世紀美術館で開催されるシンポジウムにパネラーとして参加する。
同美術館で開催中の展覧会『ジャパン・アーキテクツ1945-2010』の関連プログラムのひとつとして開催されるシンポジウム。同展は戦後日本において大きな役割を果たしてきた日本の建築家たちによる150を超えるプロジェクトを考察し、戦後日本建築史を紹介するという展覧会だ。今回のシンポジウムでは、戦後から現代に至る建築の歴史的展開を建築史家の包括的な視点から読み解くという内容となっている。それぞれの建築作品はいかなる文脈の上にあり、そこにどのような歴史的な意味を読み取るべきなのか。そしてまた個々の作品を越えてそこにどのような文脈のうねりが現れており、どのように現代へと繋がっているのか、それぞれの建築史家が考える。
日 時:2月21日(土) 昼2:00~夜6:00
会 場:金沢21世紀美術館 レクチャーホール
料 金:無料
定 員:90名(当日先着順)
パネラー:青井哲人(明治大学建築学科准教授)
中谷礼仁(早稲田大学建築学科教授)
長谷川堯(武蔵野美術大学名誉教授)
モデレーター:日埜直彦(建築家・本展展示構成)
中谷は、早稲田大学卒業後、清水建設や大阪市立大学工学部建築学科建築デザイン助教授、早稲田大学建築学科准教授を経て、現在同大学教授を務めている。近世大工書研究から始まり、土地形質の継続性と現在への影響の研究(先行形態論)、今和次郎が訪れた民家を再訪し、その変容を記録する活動の主宰をへて、最近では千年続いた村研究などを行なっている。
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