『昭和40年男』的10大ニュース 〜第5位〜

暮れということで、今年の10大ニュースで〜す。
あくまで僕個人が、今年一年間の本誌編集作業を通じて出会った事件(?)を不定期に連載しているぞ。
それでは、第5位。ドゥルドゥルドゥル〜、じゃん。
「夢描いた企画連載開始。ぬぁんと靖国神社でインタビュー!!」

右とか左とか、やかましいね。僕の本音である。
8月15日に靖国神社で手を合わせると右という、
なんとも単純な発想をする者たちにはもううんざりだよ。
戦争を美化する気なんかないですよ。
ただね、この国のために命をかけて戦ってくれた方々、
偉大な先輩方に敬意を払うことがなんでよろしくないのでしょうか?
と、叫び続けながら悶々としていた。なにかしたい。ペンを持つ者として。

教育への不満とか疑心というものもあった。
中国の教育をとやかくいう前に、自分たちがどんな教育を受けたかを再確認していただきたい。
中学生のとき不思議に感じた。社会科の歴史の授業だけは
教科書を尻切れトンボにすることが許されたことだ。
それが策に満ちあふれていたことを、アホな僕はずいぶんと後になってから知ったのだった。
また、多くの戦争施設の“我々日本人はアホだから戦争を起こしてしまいました。
未来永劫十字架を背負っていきます”的な切り口の資料に秘められた思想のすり込みとかね。
戦争がイカンことは大前提に決まっとるじゃないの。
争いのない社会を願うのは当たり前じゃないですか。
でも靖国で手を合わせると軍国主義者って、もうヤレヤレな感じで憤りを感じますな。

イカンイカン、愚痴になってしまいましたね。
第5位はやはり最新号ネタからですが、
靖国神社の協力を得ての取材が行なわれたという快挙だ。
11月29日にもここで興奮気味に書いているなあ。
夏号の特集“男をアゲる夏が来た”で、昭和20年8月15日を
取り上げようという試みから始まった企画だ。
うん、トライにあふれた号ということにもなるね。

俺たちにとって遠いあの日を経験した方々から、
貴重な話をうかがい未来へと繋げていこうという企画コンセプトである。
広島原爆、東京大空襲、特攻隊員と、それぞれ壮絶な経験を語ってもらい、
それは有意義なページを展開していると自画自賛している。
人選というか、人探しが大変な企画であり、
タメ年の仲間である京都は霊山の木村宮司さんに相談を持ちかけた。
この方は、僕たちのバイク雑誌で幕末を取り上げる連載企画を通じて、
これまでも多くの協力を得てきた方だ。快く相談にのってくれ、
護国神社つながりで靖国を紹介してくれた。

内容は編集武田入魂のページとなっていて、今回も大満足である。
心がつながり、ページにエネルギーが注がれたいう大変有意義で、
とってもうれしい第5位でした。

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