すべてにありがとう。

昨日ですべての仕事を終えて、今日は仕事モードからオフモードにじっくりと移してゆく。お正月が大好きな僕にとって、大晦日は１年でもっともうれしい日だ。明日から始まるドンチャン騒ぎに備えて、どこまでもゆったりとした気持ちを味わうのだ。

１年をゆるゆると振り返ってみる。早い早いとは言いつつも、やはりいろいろあった１年だ。皆さんもきっとそうでしょう。人生を積み上げたからこそ、楽しいことや仕事のスケールが大きくなっている。そしてその分だけ、振り子のごとくつらいことや悲しいことが起こる。足したり引いたりが人生で、結局プラスマイナスは限りなくゼロに近いんだなとつくづく思う。それでもコンマゼロ以下のわずかだとしても、プラスを目指すことを諦めたくないから僕らはもがくのですな。

マイナスの要素はできるだけパーッと投げ捨てるようにする。愚痴らず、ぼやかず、しょぼくれず。そう過ごしていればいいことが寄ってくることも、これまたつくづく人生だなと感じる。仕事はこの年齢になれば誰だってキツくなる一方だろう。だがそれをぼやく時間がどれほど無駄でもったいないことかと思うのは、そうしない人がステキな人ばかりだからだ。キツイの向こうには必ずいい日が来る。つらさの向こうで必ず笑顔になれる。そう自分に言い続けた１年だった。

今年365日目の今日、そんな日々を振り返ってひと言に集約すると「すべてにありがとう」となる。周囲の人に支えられ、大地と空に見守られ、やわらかい風に吹かれて、僕は今年１年を終えることができそうだ。そして明日から、また次の大晦日にこんな気持ちになれるように生きていく。とびっきりのありがとうが言える年にしたい。お互いに上を向いて歩いていきましょう。

では今年１年、ありがとうございました。どうぞよいお年をお迎えください。