暮れということで、今年の10大ニュースで〜す。
あくまで僕個人が、今年一年間の本誌編集作業を通じて出会った事件(?)を不定期に連載するぞ。
それでは、第8位。ドゥルドゥルドゥル〜、じゃん。
「尊敬の先輩方、続々登場。でも悔しすぎるぜ!!」
創刊号の特集「夢、あふれる俺たちの時代」は、俺たちが憧れたヒーローたちを取り上げた。
その中で、仮面ライダー1号を演じた藤岡弘、さんのインタビューに成功したのだが、
その内容がすごくよかった。
『昭和40年男』が進むべき方向性を現場で確認できたというか、
自分自身のこの本に対する考え方は間違っていなかったと確信できた取材となったのだ。
40代の中盤を迎えて、力強く、ウソをつかず、自分自身を燃えたぎらせて
生きていかなければならないと常々思うわけで、そんな暑苦しい本にしたいと思っていた。
そんな創刊号への想いを持ちながら、試行錯誤を繰り返していた折、
偉大な先輩がその気持ちを代弁してくれたのだ。うれしかったねえ。
心の師だね。こんな大人になりたいと思ったわけですよ。
同時に、先輩からガツンと喋ってもらうのは、雑誌としてもいいコンテンツだなと確信したのだ。
定期刊行となった2号から連載することを決め、タイトルを『ガツンとひと言、兄貴の説教』とした。
以降、宇崎竜童さん、泉谷しげるさん、具志堅用高さん、そして最新号の佐々木剛さんへと続いている。
偉大なる先輩の40代中盤の話はとても興味深くあり、
ほぼみなさん転換期を迎えていてなるほどなと思わされた。
きっとみんな共通でしょう、20代は誰でも突っ走れた。
30代はちょっとしんどくなって、40代はさらにしんどくなっているよね。
そこを乗り越えて今も“男”をつらぬく憧れの大人たちの話は、すごく参考になる。
特集から連載が派生するのは好きなパターンと何度か書いてきたが、
『昭和40年男』にとってこの企画はまさに理想とするところであり、自分自身にとっても大好きな企画だ。
だが、残念なことにダブルブッキング、トリプルブッキングとなることが多く、
藤岡さん以降で僕が現場へ行けたのは2号目の宇崎竜童さんだけで、
しかも一度もライティングを担当できていない。
兄貴キラー(!?)の僕としては来年の目標のひとつである。
せめて1回は書くぞと、闘志を燃やしているのだ。
加えて特集内で登場していただいた兄貴たちも、充実している。
なんてったって笑福亭鶴光さんは、ドリフと双璧といっていいほど世話になった。影響デカイよね?
さらにばんばひろふみさんや、最新号では堀内孝雄さんといった、
僕らの青春時代を彩ってくれた先輩方に登場いただいた。
が、この3本も僕は別の現場にいたという、なぜか先輩取材には縁遠いのである。トホホ。
まっ、編集長としてはこれだけの方々に登場願えたことが素直にうれしいけどね。
来年も魅力的な先輩に登場願いたいところだ。
うーん、北島三郎さん? 高倉健さん?
ミスター・キース・リチャーズなんていけたら、もう号泣どころか気絶でしょうな。
と、夢も大きな第8位でした。