『恋するフォーチュンクッキー』が、老若男女に愛されたのはこういうことなんだなと、あらためて気付かされた。というのも、昨日はギタリストとして参加したライブだった。偉そうにライブといっても、僕が踏ん張っている業界団体を中心とした忘年会の余興で、参加者たちのバックバンドを務めるというもので、なれないギタリストのポジションで奮闘したのだ。普段仕事で世話になっている方々の前で、ロッカーという正体(!?)をさらすのは少々照れくさいが開き直ってロックする。
選曲は参加者たちの誰もが知ってそうな名曲からで、ここのリーダーが独断で決めて秋頃になると譜面が配られる。余興といっても、キチンとスタジオで練習を積んでのぞむのだ。
選曲をのぞき込んで瞬間的に難儀するだろうなと思ったのが『恋するフォーチュンクッキー』だった。ナウでヤング(笑)な曲だからおっさんには大変だろうなと思いながら弾き出すとあら不思議、コード進行や僕が担当した16ビート系のギターカッティングといい、なんともおっさん寄りですんなりといける。詳しいことは音楽雑誌の編集長ブログでないから割愛するが、子供からお年寄りまで愛される曲を目指したことが演奏してみてよ〜くわかった。懸命に練習して踊りながら歌っている方々が日本中で多く見受けられたのは記憶に新しい。そういうことだ。なんとかカタチにするまでを、極めて近道に作り込んである。その先はレベルに応じて上げていけばよく、ちょっと色気を出したければ頑張ればいい。昨日はバックバンドだからおとなしく弾いたが、色を付ける受け入れ余地の多いシンプルな曲だったのは、今さらの発見である。
難しくもおもしろかったのは、フランク永井さんの『東京ナイトクラブ』だ。単純ながら僕ら世代には馴染みのないコード進行で、ちょっと油断するとどこかへ飛んでいってしまう。古い曲の奥深さというか、発想に脱帽させられた。その他、PUFFYやサザン、聖子ちゃんなどなど、僕が演奏したのは全9曲でどれもこれも勉強になった。いやあ、音楽って本当にいいものですね。
では、わてもアンプに火を入れてみます。w 21世紀になっても、やはりギターアンプは真空管がベスト。写真に写っているデラックス・リヴァーブなんか銘機ですよね!
80年代の頭にギターレッスンしたならば、コード進行含めて僕の気持ちをわかってもらえるはずです。レッツ・プレイ!!