暮れだからね、やってみましょう今年の10大ニュースで〜す。
あくまで僕個人が、今年一年間の本誌編集作業を通じて出会った事件(?)を不定期に連載するぞ。
それでは早速、第10位。ドゥルドゥルドゥル〜、じゃん。
「奇蹟の特集“呑んべえ万歳” またまたやってしまった最高傑作誕生!!」
最新号の宣伝だろ?
なにをおっしゃいますかお客さん、そんなんじゃなくて
ホントに事件と呼びたいほどのトライが詰まっているのがこの特集なんです。
これまでの4冊の特集を追っていくと。
去年、試験的に導入した創刊号では、現在に続く連載特集となった
“夢、あふれる俺たちの時代”として、昭和40年男にとってのヒーローと懐かしい世相で綴った。
そして定期刊行を決定して臨んだ3月11日発売の第2号が“タメ年たちのリアル”と称して、
40人の昭和40年男たちの赤裸々な声で綴った暑苦しい一冊になった。
こいつが創刊号以上の評価を得て勢いに乗ったところで、
次の6月11日発売号である第3号では“男をアゲる夏が来た”という夏にまつわるアレコレを特集した。
実を言うと、これが少々低い成績となってしまったのだ。
分析に分析を重ねて得た答えがいくつかある。
それまでの2冊よりテイストを軽めにしたことが、やや不調に終わった大きな要因なのではないかと。
あくまでも仮説でしかないが、ただ定期刊行物としてやっていく以上、
こうしたライトテイストの企画は必要になってくる。
処女作から3作目まで、それぞれトーンを変えて打ち込んだ末、
最高傑作をつくろうと臨んだ前号、9月11日発売の第4号は“生涯現役力”という、
またまたむさ苦しく暑苦しい特集を組んだ。
たぶん、この類の特集が僕にとってはもっとも自然なものであろう。
最高傑作であると同時に、最終結果の報告はまだだがこれまでで最高の成績となることは間違いない。
ここでだ、あえてもう一度ライトテイストの特集で勝負するとは、もう僕ったらすごいなあと
自画自賛してしまうのが今回の“呑んべえ万歳”なのである。
オチャラケネタを入れながらも、僕が求めるタメ年たちの人生観を見せるという企画も練り込んだ傑作である。
どうだ、スゴイだろうっ!!
つうことで結果が楽しみな第5号となったが、ツイッターでも盛り上がっているとおり
アマゾンランキングもまずまずだし、書店での流れも今のところよさそう。
さらにうれしいことに、手前味噌ながら編集部としての力が付いてきていることだ。
ということで、今年最後のトライを今年の第10位としたい。