昨日の続きとなる、昭和40年男の僕が誇れるチープな宝物自慢といかせていただきます(笑)。このテレキャスター(もどき)は定価5万円のトーカイだ。定価から25%オフの3万7,500円でゲットしたと記憶している。高3の春から歳をごまかして居酒屋でバイトを始めてその給料で、つまり自分の力で買った最初のギターがコイツなのだ。
ギタリストを目指してバンド活動していたのだが、高2の頃に歌の魅力に取りつかれ始めた。同じ頃、バンドのベーシストが通う学校にいたスーパーギタリストが加入してきた。そのグレイトなプレイに僕が目指すのはボーカリストだと決心がついた。ならば象徴となるように、踏み絵ってわけじゃないがテレキャスターをぶら下げることにした。ただ…、ギタリストへの未練を少々引きずって、キースが使っているのと同じ色にしているあたりがカワイイ。だってね、ボーカリストだったらナチュラルかブロンドでしょうと自分に言い聞かせながらもコイツにしたのだ。昨日解説したフェルナンデスのストラトを手に入れてから、約2年半の月日が流れていた17歳だった。
大阪へ移り住んだ19歳の時もコイツと一緒に過ごし、今も僕のメインギターだ。大事に使っているものの傷が多いのは、それだけ活躍しているってこと。この後もいろんなギターを手に入れたけど、コイツ以上にフィット感があるギターとは出会っていない。テレキャスターらしい音の張りはなく、決してほめられたギターじゃないが僕にとっては最高の相棒である。
高校の卒業式の翌日に、昨日のストラトとコイツを持って箱根へひとり旅に出た。宿で2本の相棒を磨きあげながら、自分の人生を音楽に捧げようと誓ったのだ。あ〜あ、なんちゃってな人生だね (笑)。だが今もしっかり相棒をつとめてくれているのには感謝していて、この2本のセレクトが10代ながら間違いじゃなかったとチョッピリ誇らしげな気分だ。いつも居間で僕を待っていてくれるコイツらを眺めていると、ついつい焼酎が増えてしまうほど今もいとおしい。こんなに長い付き合いなのに、不思議だなギターってのは。どれ、今夜は弦を換えながら磨いてやるか。箱根での夜のように。
トーカイのレスポール。
おれのデビューです。
レッドメタリック。
なんでそれに決めたのか記憶にはありませんが、何か惹かれたんだと思います。
( ̄^ ̄)ゞ
おお、さすがですな。僕のデビューエレキはグレコの定価45,000円の空洞のレスポールでした。このときはストラトを買いにいったはずが、チェリーサンバーストにグッときて変更したんです。アイツもずいぶんかわいがったのですが、貸したまま戻ってこなくなってしまいました(泣)。
決してチープではないと思います。当時から日本の技術は優れていました。国内生産・国内販売だから安く買えたのです。USA物のように船代・関税及び$¥為替差がないだけだと思います。勿論、ネームバリュー全くなしですが。w
最近のエレキギターの廉価版は韓国、台湾、中華と粗悪品が多い。すべてがそうではないが、とにかくイヤだ!! フェンダージャパンやESPのエドワーズなんかは国産廉価版でもなかなか良いと思います。それでもちょっと高いですが。
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ありがとうございます。最近のギターは舶来品なんですね(笑)。どうりで安いなと思ってました。トーカイのレスポールはとくに人気が高いそうですね。グレコのgoシリーズもずいぶんプレミアがついていて、つい先日友人が無理して買ってましたよ。