昭和40年生まれの動物写真家で、本誌でもコラムを連載している福田幸広がイギリスBBCの『wildlifephotographer of the year 2014』に選ばれた。
作品は先日発売された写真絵本『オオサンショウウオ』の表紙にも使われたカット。『ビッグ·ダディ』と名付けられたそのカットはオオサンショウウオが体に卵を巻きつけている作品だ。
天然記念物としてはもちろん、謎の多い生物として知られているオオサンショウウオ。日本固有種で世界最大の両生類でもある。約2300万年前からほとんど形態が変化しておらず「生きた化石」ともいわれている。撮影に当たっては最大10時間ものダイビングを行なったという福田。オオサンショウウオを6年間に渡って追い続けてきた活動が、自然写真のコンテストとしては世界最高峰となる同賞で高く評価されたかたちだ。
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