東京下町の荒川区で昭和40年に生まれた僕にとって、ジャイアンツは絶対的な存在だった。テレビ中継は親父のお楽しみで「巨人、大鵬、たまご焼き」なんだと僕に押し込んでくる。近所のガキどもがかぶっている野球帽といえばジャイアンツで統一されていた。そしてV9を達成した阪神戦は、担任教師の特別サービスでテレビ中継を見せてくれ、クラスのみんなが優勝を願って盛り上がっていた。ここにアンチ巨人、ラブラブタイガースな僕が出来上がったのである。
時は流れて昭和60年。タイガース悲願の優勝の年に僕は大阪に修行の旅に出ていて、ディープタウン十三から1つ神戸寄りの神崎川駅近くのアパートに住んでいた。テレビのない部屋でラジオから流れてくるタイガースの活躍に夜な夜な熱狂した。大声援にかき消されてイライラしながらも興奮した、伝説のバックスクリーン3連発は、後にテレビで見る度にラジオ中継の良さを思い起こさせてくれる。ひとりぼっちの四畳半で過ごした、あの日々のほろ苦い思い出と一緒にだ。
さらに時は流れて平成4年の10月10日のこと。やはりラジオにしがみつくようにタイガースの優勝を願っていたのは、山梨県道志村のキャンプ場でのことだった。30人以上でドンチャン騒ぎしながらも、応援を続けていた僕はその敗退にすっかり酔っぱらってしまい、あげく大ケガをした。左腕肘の粉砕骨折とその他裂傷の数々で、救急車で運ばれた病院の医師はレントゲン写真を見ながら、この左腕は一生動かないと宣告したのだった。そのまま入院を勧められたが山梨県じゃ不便でならないと、地元に戻って翌日行ったどでかい総合病院はウチでは無理と逃げられ、整形外科のいい病院を紹介してくれ即入院となった。ここの名医のおかげで、カタチは少々イビツになってしまった肘だがキチンと動く…って、ケガの話じゃない。タイガースの話だ。
きのうCSシリーズ第一戦に勝ち、星は五分となった。ここ近年はプロ野球にちょいと冷めていたが、49歳のおっさんらしくこの戦いは注目することにしよう。日本シリーズへと行くのじゃ阪神!! Go Goタイガース!!
勢いついたぁ! 決めてやるぅ~今夜!
決まったねぇ〜前夜!
それにしてもさすがヤザワさん、カラオケに行きたくなりました(笑)。
許しません!!
大丈夫、ジャイアンツ巻き返すから(^^)v
やばっ、怒られた(笑)。
昨日勝ったのは大きいです。勢いがつけばいっちゃいますよ〜。