昨日は前週に続いて中止のイベントに出かけてきた。カワサキとウチの会社による共催イベントで、1998年より続く『カワサキ・コーヒー・ブレイク・ミーティング』と名乗っている100回以上を継続しているイベントで、なんと初の中止となったのである。久しぶりの島根県での開催で、張り切っていただけに残念である。
前日にカワサキの本社がある西明石に入り、翌日の早朝にクルマに乗せてもらい会場に入ることにした。諸々の打ち合わせをしながら食事していると、気遣いで付き合ってくれたカワサキサイドのお偉いさんが「俺も行くわ」と言い出した。当初は、僕とカワサキの担当者と2人で行くことにしていたのだが、突如3人の旅となったのだ。今回の中止は種々のデジタルコミュニケーションを駆使して伝えたが万能ではない。前週の中止となったイベントにも、ライダーは多く駆けつけてくれたのだった。主催者としては胸を痛めながら丁寧に説明する。いつもは司会進行で盛り上げる僕は、まったく異なる役どころになる。誠意を持って1人ひとりに対応するのは思った以上に疲弊するもので、先週は本音でいえば疲労困憊だった。
前週のイベントはまだ始めたばかりのブランドで、実力でいえば来場予想は100〜150名のものだった。ここに12名のライダーが来た。昨日のは歴史も実力もある『カワサキ・コーヒー・ブレイク・ミーティング』で、場所的なことも含めて勘案すると予想動員人数は800〜1,200名位だろう。確率でいけば100人近くが来場してしまうかもしれないと、記念品を100個用意して朝4時半に会場へ向けて出発した。3人の合計年齢は150を超える。このおっさんたちが中止と決めたイベントに向かうのは極めて生産性が低いが、イベント仕事ってのは心と誠意の結集で行なうものであるから、こうした行動は自然と伴うことになる。今回も当初の予定の2人は極めて自然に、そして追加となったお偉いさんは前日の食事の席でやはり自然な気持ちで「俺も行くわ」となったのだった。
イベント開始予定時間の9時過ぎに会場に着くと、驚いたことにライダーはすでに30人ほどいた。その後も次々と来てくれて、3人はバタバタと動き続けていた。
「ホームページなどでは発表したのですが…」
「そんなんようせん」
「申し訳ないです」
だが誰1人として苦情をおっしゃる方はいなかった。なかには、中止は知っていたけどスタッフはいるだろうからと確信犯も多くいてうれしくさえなってくる。結果的に約100人となった参加者の皆さんのあたたかい気持ちに助けられ、なんとか無事に会場を後にすることが出来たことに深く感謝した3人だった。なんとか中止をやり遂げた(!?)おっさんたちの疲れが、5時間近くかかる西明石までの車内に充満していた。
国産でカワサキオーナーだけまだなったことがない、好きなんだけど(^^;
次はNinja400あたりでも(しがない中免ライダーなので)
ぜひ仲間入りしてください。Ninjaは250もオススメですよ。開ける楽しみを堪能できます。車検がないのも魅力的ですよね。