辰巳出版株式会社から『日本懐かし自販機大全』(1,200円 税抜)が出版されている。
うどん、そば、ラーメン、ハンバーガー、トースト、弁当、 カレーライス……懐かしいフード自販機の数々。 今でもゲームセンターや地方のドライブインに行った時に、 たまにお目にかかることがある。昭和40年男の皆さんは、「懐かしい!」と絶叫したくなるだろう。昭和50年代頃までは、ドライブインにはよく 「オートパーラー」と呼ばれるフード自販機が集結している無人スペースが あった。
なんでも外国には自販機が滅多にないという。ジュースの自販機だけでも海外からの観光客には 珍しいものなのに、食べ物が出てきたら、どんなに驚くことだろう。 自販機は日本が誇る貴重な文化の一つといっても過言ではないはずだ。
この本には、お馴染みのフード自販機から、レアものまで 日本全国から集めたフード自販機が集結している。 しかも内部のメカニズムまで事細かに載っているのだ。「中はどうなっているのだろう」と子供のころ不思議でたまらなかった メカの謎が解けるというわけだ。
懐かしさでいっぱいになって、もう一度あの味を食べたいと思った時のために、 この本にはフード自販機の設置店舗が掲載されている。 究極のファーストグルメを味わってはどうだろう。
著者:魚谷 祐介
発行:辰巳出版株式会社
定価:1,200円 (税抜)
不謹慎ではございますが(?)私、この自販機の近くにあった『雑誌の自販機(アリス出版)』に幾度かお世話になりました。
千円札は使えない、5百円硬貨もないその頃、汗ばんだ硬貨を一枚一枚投入するのに、背後を気にしながらのため、ものすごい時間がかかったような気がしました。
そして雑誌が出てくる“ガタン”という音とともに、”ビ~~~”とブザーの音が、ひなびた深夜のドライブインに響き渡るのでした(;_;)
内容は………