昭和40年生まれの俳優・津田寛治が出演する映画『はたちのクズ』が11月1日(土)よりロードショー公開される。
津田の活躍は様々なメディアでも頻繁に採り上げられているので、すでに皆さんもご存知のことだろう。北野武監督作品の映画『ソナチネ』でデビューして以来、映画はもちろん、テレビドラマ、舞台、ナレーション、そして映画監督と、ジャンルを問わず活動中だ。今日10月5日もテレビ朝日系『警視庁捜査一課9係 2時間スペシャル』で好演ぶりを発揮していたかと思えば、新宿シアターモリエールでは舞台『ギャングアワー』の千秋楽にゲスト出演したりと大忙しだ。来年の1月4日(日)から始まるNHK大河ドラマ『花燃ゆ』への出演も決定しているなど、しばらくは目が離せそうにない。
そんな表舞台での活動が目立つ津田だが、それとはまた一味違う、かなり地味ないい仕事もこなしている。たとえばさそり監督の映画『スコーピオン&スネーク』では女装癖のある精神異常の画家を演じてみたり、さそり&ジーコ内山作品の映画『ホモホモ女子高生』では、ボーイッシュでよくニューハーフに間違われるという女子高生の父親役(こちらも女装癖アリ)を演じてみたりと、「一体何をやっているんだ、ツダカン!」と心配したくなるような役どころを演じていたりする。ただ、実際にこういう作品を観ると、むしろこちらのほうが津田自身がやりたいことをやりたいようにやっているようにも思えてくるし、何よりも、作品を締めるキーマンとしての存在感を大いに見せつけられる気がするのだ。
『はたちのクズ』は、複雑な家庭事情をもつ家族の関係性を描いた作品。二十歳になる息子の目線だけでなく、そこに親から見た目線も重ねることで、親子の葛藤を浮き彫りにする。家族関係をあらためて見つめ直すきっかけになるかもしれない。主人公を演じるのは『仮面ライダーW』への出演でおなじみの木ノ本嶺浩。その他、川村亮介、中込佐知子など。監督・脚本は若干19歳の鈴木夏櫻だ。上映場所は下北沢トリウッド。スケジュールなどの詳細はこちらで確認していただきたい。
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