俺たちの墓問題。

墓先日墓参りに出かけたら、こんな風に張り紙が貼ってある墓がたくさんあった。内容は今より1年以内に寺に顔を出さねば撤去するぞとのこと。僕のご先祖様の墓地は比較的広くて墓の数が多いから、余計にこの張り紙が目立つ。そしてこれは決して他人事じゃない。ウチのバカ息子がキチンと結婚して子供を作ってくれないと、同じことになっちまうじゃないか。

みなさんは墓についてどのように考えているだろう。僕は幸いにして長男で墓があるからいいが、僕らの親世代は兄弟が多いから墓を持っていない家は多いだろう。さらに、自分自身が跡継ぎでなければ、将来どうするか考えなければならない。持っていても僕のようにだらしない息子で困っているとか、十人十色の悩みが横たわっているはずだ。ドライに考えちまえという意見もあるかもしれない。

何があっても墓参りだけは欠かさないという家庭で育った。ご先祖様に手を合わせたご褒美は外食だったり、足を伸ばして遊びに連れて行ってもらったり、両親は楽しいレジャーに仕立ててくれた。そのせいか、今でも墓参りは大切な行事となっていて、そこでこんな張り紙が多く貼られていることがショックでならない。よくよく考えると、墓を守るというセリフをとんと聞かなくなった昨今のような気がする。

そんなこともあって『昭和40年男』の特集でやってみたいなと持ち出したが、あまり盛り上がらないままボツとなってしまった。意外と皆さん興味あるンじゃないでしょうか? 墓石カタログとかシュールでいいと思うのだがどうですかねえ?

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で

2件のコメント

  1. まさにこのブログを読んでる横で石屋さんが墓仕舞いの話をしててさ。
    管理してるお寺もまさにそうで、先月もあまりに荒れてて隣の檀家さんから苦情が来てるお墓を30件くらいお寺の依頼で2日かけて俺一人で草刈りしたばっかり(*_*)
    お墓返すにも撤去しなきゃならないらしく建てるほどではないが結構なお金がかかるらしい、そりゃそうだよなと。
    知らんぷりしてれば、いつかはお寺の方の負担で更地にして、また売り出すんだからと考えてる輩もいるんだろうか。
    本当に跡継ぎが無くて、そのようになってるかはわからんが、うちも考えなきゃ。

    • 難しい問題ですね。いろんな事情が家ごとにあって、最終的に行きついたのがこの張り紙なんでしょうね。

コメントは受け付けていません。