昭和40年生まれの俳優・演出家の西田シャトナーが手掛ける舞台『弱虫ペダル』箱根学園篇~野獣覚醒~が10月23日から始まる。
『週刊少年チャンピオン』で連載中の渡辺航原作『弱虫ペダル』をご存知の方は多いだろう。アニメオタク少年の小野田坂道が、総北高校自転車競技部の仲間と共にインターハイ全国優勝を目指す姿を描いた青春スポーツマンガだ。自転車ロードレースという日本では特殊な部類に入るスポーツをテーマとしながらも、多くのマンガファンや自転車ファンなどから支持され、コミックス累計1,000万部を突破した、今非常に注目度の高い少年マンガといえる。昨年にはテレビアニメ化されたのも記憶に新しいが、この舞台『弱虫ペダル』もマンガの原作を元に西田が舞台作品化したものだ。
俳優であり劇作家であり演出家であり脚本家、さらには折り紙作家と多才な活動で知られる西田シャトナーだが、この舞台においては脚本家・演出家として参加している。2012年2月にシリーズ1作目となる公演が成功し、『弱虫ペダル』箱根学園篇~野獣覚醒~はシリーズ5作目となる。この作品の見所は何といっても、西田シャトナーが独自に生み出した表現技法「パズルライドシステム」だろう。自転車ロードレースのストーリーであるにもかかわらず、自転車は登場しない。使用する道具はドロップハンドルのみだ。たしかに実際の自転車を走らせるには舞台は狭すぎるわけだが、これだけを使って躍動感や疾走感まで表現しきる出演者たちには脱帽するしかない。そして、そんなチャレンジングな舞台を演出する西田の奮闘に、タメ年としてはエールを送らざるをえない。
出演は鈴木拡樹、滝川英治、北村諒、宮﨑秋人、河原田巧也、植田圭輔など。チケットは9月21日より発売される。詳しくはこちらで確認していただきたい。
<大阪>
2014年10月23日(木)~10月26日(日)
シアターBRAVA!
<東京>
2014年10月30日(木)~11月3日(月・祝)
六本木ブルーシアター
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