大編集後記その九。ニホンリスに涙。

S145さあ今日もしつこく大編集後記だ。…って、このページの画像は前号 (vol.26) のものだとお気づきだろうか。そう、今日紹介させていただくページは本誌 (vol.27) でじっくりとご覧いただきたいから、ここではお見せしない。

雑誌作りにおいて1ページの連載企画はとてもありがたい存在だ。ウチのように広告がほとんど無い雑誌だとなおさらで、ページの流れにうまく変化をつけてくれる。その貴重な1ページものの中で、動物好きのをいつも喜ばせてくれるのが動物写真家の福田幸広氏による「気まぐれ福田君新聞」だ。早いもので連載10回目を迎えた。彼は以前インタビューページに登場していただき、そのご縁からこの連載につながったのである。苦労を重ねて撮影された写真を毎号1カット厳選でお送りしている。動物への愛と彼のやさしさがあふれている写真には毎度うなる。写真とはシャッターを切る者の心までも写し込むのだ。

今回はニホンリスがクルミにかぶりついている写真をセレクトしてくれた。す〜っごくカワイイ。拡大コピーして壁に貼りたいくらいで、見た瞬間に思わず涙ぐんでしまったほどだ。動物好きのタメ年男なら、この1ページに喜びを感じることだろう。

彼にインタビューさせていただいたときに追いかけていたのは、オオサンショウウオだった。冷たい水が容赦なく流れる川に入っての長時間撮影で、足が麻痺してしまったと話していた。そこまで頑張るのかと衝撃を受けながら、その情熱と動物愛の深さに感服した僕だった。今回の一枚もそんな彼らしいカットだからぜひ触れてほしい。

ちょっと応援PRをさせていただく。彼が苦労を重ねて、撮影期間6年、延べ500日に渡って追いかけたオオサンショウウオの本が完成した。『昭和40年男』10月号 (vol.27) と一緒にぜひご購入いただきたい。
 

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2件のコメント

  1. ニホンリス可愛いですな(*^^*)
    この雑誌の中のオアシス的な1枚ですね。
    そう感じるのも年齢のなせる技なのかな?

    • 年齢はありますよね。彼はタメ年なのでよけいに感じる部分があるのかもしれません。
      たしかにオアシスですね。

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