マキノ出版より『「口をぱくぱくする」と超健康になる』が刊行された。
今や多くの健康実用書が出ている。きっと昭和40年男ならどこからか聞いた健康法を自分なりに実践していることだろう。今回ご紹介するこの本は、実に画期的な健康法が紹介されている。それは水面を泳ぐ魚のように「口をぱくぱくする」ことで、健康になれるというものだ。おそらくこうした健康法を聞くのは初めてなのではないだろうか。
口をぱくぱくと動かすと、首周辺に密集する迷走神経に刺激が伝わり、内臓が活性化する。その結果、自然治癒力が高まり健康体になるための「未知のスイッチ」がONになるという。これは自律神経が瞬時に整う画期的な方法なのだ。
著者の筒井 重行は大学病院の口腔外科で3万人以上を治療し、その後、鍼灸師の資格も取得した歯科医師でもある。西洋医学と東洋医学を融合したオリジナルの健康法を追求し、発見したのがこの健康法だったそうだ。本書では腰痛、便秘、胃腸炎、頻尿、更年期障害、アトピー性皮膚炎、飛蚊症、顎関節症など、さまざまな改善例も紹介されている。どの症状も我々世代には耳の痛いものばかり。それらが口をぱくぱくするだけで克服できるかもしれないとか。あまりに簡単すぎて本当かどうか疑いたくなるが、どんな健康法よりも簡単そうで、すぐに実践できるのがいい。健康マニアでなくとも、気になる一冊である。
『「口をぱくぱくする」と超健康になる 自律神経が瞬時に整う画期的方法』
著 者 :筒井 重行(歯科医師・歯学博士・鍼灸師)
監 修 :仙頭 正四郎(一般財団法人高雄病院京都駅前診療所 所長)
体 裁 :四六判ソフトカバー/168ページ
定 価 :1,300円(税抜)
発 行 :株式会社マキノ出版
AKBとかPerfume、最近では桑田佳祐までもが口パク。健康になるのを狙った演出だったんですね!?w