大編集後記その八。西岡德馬兄貴が吠えた。

まだまだ発売から日が浅い。カワイイ最新号のPR『大編集後記』を届けさせてくれっ!!

連載企画の『ガツンとひと言。兄貴の説教』は僕自身大好きな企画だ。加齢によってシンドイ思いや体力面の衰えを感じては、年齢のせいにしようとするダメな男が自分のなかにいる。でもそいつに突っ張って生きていきたい。まだまだ成長する自分を信じて走っていきたい。二日酔いの朝はどうしてもこのダメ男が強くなってしまうが(笑)。

一線で活躍する先輩方に登場願い、50歳直前の話を聞きながら今へと繋がった人生を語っていただく。僕自身がたくさんの兄貴と出会い、その説教によってなんとか生きてこられたから、この企画は理想とするページの1つなのだ。

S138-139

今回登場いただけたのは西岡德馬兄貴で、なんと67歳だそうだ。見えない。まったくそう感じさせない。取材とライティングを担当した濱口も文中で「マジで67歳かよ!」と叫んでいる。そして西岡さんからの最初のセリフがうれしい。思わず拳を握った最高のコメントからページは本題へと入っていく。

「昭和40年生まれの雑誌なの? ってことは今いくつだい? 48か49(歳)? 俺は仕事がどんどんおもしろくなってきた頃だなぁ」

このセリフにふれた瞬間は二日酔いなんかしている暇ないぜと思ったが、僕はそんなに強い人間じゃない(悲)。とはいえ、仕事をおもしろくさせていこうという気力は常にあって、ここに強いエネルギーを注入してくれるインタビュー記事に仕上がっている。今からしっかりとがんばれば、約20年後に彼のような若さとパワーを誇っていられるいい手本だ。むしろ勝るほどの自分でいなければ、せっかく説教してくれた兄貴に申し訳ない。そんな気分にさせられるパワフルな説教が並んでいるから、じっくりと読み込んでいただきたい。

ギヤを上げよう。ただ風に任せていては失速する年齢になっていることは、同世代の男達のほとんどが感じていることだろう。悲しくなるほど残酷な局面に出くわすことが増えた。でもそこで弱音を吐いちまったら「はい、それまでよ」なんだと自分を戒める。逃げてしまうのはもってのほかで、とにかく正面からまっすぐにぶつかり続けていきたい。と、頭ではわかっていても折れそうになる。そんな弱虫だから、2ヶ月に1度の『ガツンとひと言。兄貴の説教』は、僕が生きていくために重要なページなのだ。僕と同じく弱虫の皆さんは、今すぐ手に取ってパワフルな言葉の数々を心の奥底まで飲み込んでくれ。前方の視界がぶわーっと広がるはずだ。

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