大編集後記その六。田原総一朗さんが語った!!

いい日曜日を過ごしてますか? 最新号は楽しい週末に役立ってますか? まだ購入をためらっているというあなたに向けて、この『大編集後記』をお送りしよう。

昭和のとある1年を切り取ってお届けする連載企画『夢、あふれていた俺たちの時代』は、昭和62年を取り上げた。そこになぜ田原さんなのか? この年からあの伝説の番組が始まったからである。「ああ、そうか」と皆さんピンと来たのではないだろうか。「朝生」との略称で親しまれている長寿番組『朝まで生テレビ!』が始まった年なのだ。328回の放送を数えたそうで、これは田原さんはじめ関係者の皆さんの情熱の賜物である。この番組がどのように始まったのか、そこに込められた情熱を記事にしようと取り組んだところ、なんと田原さんご本人が登場いただけることとなった。

S118-119

放送何回目だっただろうか、偶然見た夜の興奮は忘れられない。各方面で見識ある方々が熱く日本を語っている姿に、もっと勉強しなくてはと反省もした。朝までつき合っては、自分の意見を探すために翌日に書店へ駆け込むこともしばしばあった。僕自身に大きな影響を与えてくれた番組である。バイク関連の仕事をするようになってからというもの、週末はイベント仕事で日本全国をめぐるため、見る機会はグッと減ってしまったが、予定がなければ見るようにしている。ただ、朝まで完璧につき合えることがほとんどなく、いつの間にか寝入ってしまうのは歳のせいなのか情けないことだ。

今回は田原さんだけでなく、番組スタートから出演してた渡辺宜嗣アナと、キャスティングや企画面で番組を支えたプロデューサーの吉成英夫さんにも登場いただき、それぞれにコメントをいただいている。4ページの企画に3人の証言者が登場とは、ちょっと豪華すぎるほどである。

田原さんが「画期的だった」と語る、天皇制をテーマにしたときのくだりはおもしろく、手に汗握るようなコメントが踊っていて、その放送の記憶が残っている僕自身も大いに楽しませてもらった。読み応えたっぷりのページをぜひじっくりと楽しんでいただきたい。

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