昭和40年生まれのミュージシャン・Toshlが、自己啓発セミナーの団体にマインドコントロールされ、10億円以上奪われた過去を赤裸々につづった書籍『洗脳 ~地獄の12年からの生還~』(1,728円、講談社)が刊行され、話題を集めている。
Toshlは、ビジュアル系ロックバンドの先駆けとなったX JAPANのフロントマンとして人気を集めたボーカリスト。同じく昭和40年男であるYOSHIKIとToshlが中心となって結成されたX JAPANは、その派手なルックスとパフォーマンスで後続のバンドに多大な影響を与えた存在だ。だが、その中心メンバーであるToshlは、音楽性の違いを理由に97年に脱退してしまう。その裏には、とあるセミナーの洗脳があり、そのマインドコントロールの体験についてまとめたのが今回の書籍だという。これ以上、被害者を増やしたくないという思いが執筆につながったとしている。
Toshlは、22日夜に放送された『中居正広のキンスマスペシャル』(TBS系)に出演して12年間に及んだ洗脳生活の苦悩を激白。X JAPANメンバーのHIDEの死にも言及するなど、大きな話題となった。
【内容】
・父のこと
・X JAPAN脱退と解散
・HIDEの死
・ホームオブハートとの出会い
・巧妙な勧誘
・執拗な暴力と罵倒による洗脳
・「洗脳騒動」
・呪縛と搾取
・YOSHIKIとの10年ぶりの出会い
・X JAPANの再結成
・自己破産、衝撃の真実
・脱会の決意と戦いの日々
・奇跡の出会い
・そして、今……
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