徳間書店は、長年映画『ゴジラ』の特撮現場を取材した池田憲章の書下ろし書籍『ゴジラ99の真実』を発売した。
本書は、怪獣博士ともいわれるライター池田憲章が、長年の取材テープとノートをもとに『ゴジラ』の舞台裏に迫る白熱講座となっている。氏の35年を超えるライターの実績の中で初の単著となり、ゴジラについて99本のトピックで綴られている。
内容は、第1章の“1954『ゴジラ』誕生”で「円谷英二氏が撮りたかった大怪獣とは?」、「『ゴジラ』の企画はこうして始まる」などの誕生秘話から、第2章“『ゴジラ』から生まれたゴジラ”ではさまざまな角度からゴジラについての検証もされている。
日付、人物、場所など、詳細なデータの裏打ちによるドキュメントが語られるが、2ページでひとつのトピックとなっている構成は気負わず読み通すことができる。ゴジラを製作していた現場の空気を感じることができるだろう。
本書は新書判で価格は920円(税抜き)となっている。