昨日は日比谷野外音楽堂へ出かけてきた。
何回目になるかな、SIONさんのライヴである。
21歳の頃初めて聴いて以来、ず〜っと大好きなシンガーで
昭和35年生まれの50歳だ。
4年ほど前にインタビューさせてもらったことがある。
憧れの人を目の前に、ものすごく緊張したインタビューとなってしまったのが鮮明に想い出される。
ものすごく男臭い人で、でもなんというかカワイイ部分ももっていて、チャーミングといったらいいかな。
ここ数年新譜のリリースのタイミングで野音ライヴを行なっていて
今回も20日にリリースされた『燦々と』を引っさげてのステージである。
毎度ニューアルバムからほとんどの曲を披露するので、予習(?)は欠かせないものなのだが
あまりにも発売から近くて聴けないまま出かけたのだった。
ほぼ満席となった会場に着いたのはスタート予定時間の夕方6時直前だった、ふーっ。
アナウンスが流れていよいよ始まる。いいよねえ、この瞬間は。
メンバーを伴って登場した主役は、いつも通りカッチョよくセンターに陣取り、しゃがれた声で幸せそうに歌う。
ライヴ中何度も「楽しいねぇ」を繰り返すその姿は、うらやましくなるくらいまさに“音楽”だよ。
福山雅治さんからお祝いの花が届けられて、入り口に飾ってあった。
お返しってわけじゃないだろうが、3曲目には彼がカバーした『SORRY BABY』を披露した。
このときの盛り上がりは、もしかしたら福山さん経由でSIONさんに取り付かれた若い女性が多くいるんじゃないか?
そう思わされるほどだった。
『コンクリートリバー』『遊ぼうよ』といった大好きなナンバーではウルウルして
ラストはもうおなじみ、『新宿の片隅から』から『マイナスを脱ぎ捨てる』へつながってもう前が見えないっす。
昨日は朝からわくわく気分でこの2曲がジングルしていて、今日も朝からずっと♪脱ぎ捨てる〜♫だよ。
こうして主役はいったんステージを降りた。
ここ数年恒例の野音ライヴは、アンコールがたっぷり用意されていることをファンならみんな知っている。
そしてアンコールではニューアルバムからの曲を披露する。
これって自信の現れというか気概というか、「これが今の俺の歌だよ。聴いてくれ」ってメッセージのようだ。
1回目のアンコールで3曲、2回目はアコースティックセットでたっぷりと4曲演奏してくれて
計7曲中の大アンコール中に新曲を3曲入れるというメニューだったのだからすげえよ。
デビューから25年、つねにシーンの一線を走ってきたとはいい難いが
自分の歌を丁寧に紡いできた男が、ステージ上でものすごく大きく見えた。
2回目のアンコールが終わりメンバーから一言ずつあり、今日のメニューはすべて終了だなと皆帰路につく。
ちょっと待ってとツィートしていると、フラッともう一度現れた。ラッキー。
缶ビールを掲げ「ありがとな、乾杯」だと。ああカッチョいい。
ありきたりな表現だけど50歳とは思えない躍動感がステージ一杯に展開された約2時間は
本づくりのパワーとなって自分の中にしっかりと受け止めましたよ。
SIONさん、ありがとう。
おまけ。
ファンのみなさんのために、昨日のセットリストを記しておきます。
1.光へ
2.住人
3.SORRY BABY
4.薄紫
5.コンクリート・リバー
6.石碑のプライド
7.勝たなくていいのさ
8.カラスとビール
9.狂い花を胸に
10.小さな君の手は
11.遊ぼうよ
12.砂の城
13.どんなに離れてたって傍にいるから
14.鏡雨
15.Hallelujah
16.新宿の片隅から
17.マイナスを脱ぎ捨てる
■アンコール1発目
1.お前の空まで曇らせてたまるか
2.空っぽのZEROから
3.燦々と
■アンコール2発目
1.彼女少々疲れ気味
2.そして あ・り・が・と・う
3.たまには自分をほめてやろう
4.このままが
ちなみにニューアルバムからの新曲は、6〜10曲目までと13曲目。
アンコール1回目の2.3曲めとアンコール2回目の2曲目と、9曲にも及んだのだった。
初めまして!
私もSION歴20年です。
意外なFreePaperにSIONが掲載されていたので情報を!
自由が丘界隈でサンプリングしているそうな…ネットでも見れました!
http://www.laughangel-wedding.com/freepaper.html
ちなみに頼めば送ってくれるかもとの情報あり。