昭和40年生まれの教師・土作 彰（つちさくあきら）が著した書籍『絶対に学級崩壊させない！先手必勝「決めゼリフ」』が明治図書より刊行された。
本書は教員向けの指導書で「決めゼリフ」をテーマに効果的に子どもたちを「育てる」ことを提案している。例えば「おはようございます」と言ってもシーン…。こんな場面で「こらーちゃんと挨拶しろー」などと叱るのは効果がないという。こんな時、いかに子どもの心に響く言葉を投げかけ価値観を揺さぶるか、が指導の決め手になると紹介されている。
土作は90年より奈良県の小学校教員になるが、学級が上手くいかず、打開策を求めて全国のセミナー行脚を始める。そして2001年に群馬の元小学校教師・深澤 久氏の学級を参観して衝撃を受け、それ以来、教師に必要な「哲学」論を研究している。最近は授業を学級づくりに昇華させる方法論として「３Ｄ理論」を考案、日々その実証に明け暮れている。昨年、同シリーズとして『絶対に学級崩壊させない！ここ一番の「決めゼリフ」』を刊行しているが、この時は掲載していなかった新しいケースを取り上げている他、特に給食指導、保護者対応に関する決めゼリフなどが集められているという。
子供の心を震わせる「決めゼリフ」。本書では日常起こりえる場面で使える決めゼリフを本書では60本紹介されているとのこと。教師はもちろんのこと、子を持つ親なら参考にできる知識があるかもしれない。
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