【タメ年たちの大活躍!】大橋秀行が歴代ベストチャンピオンに認定!

大橋秀行
大橋秀行(日本プロボクシング協会より引用)

昭和40年生まれの元プロボクシング選手・大橋秀行が、WBCが選ぶミニマム級の偉大なチャンピオンのひとりとして、日本人唯一となるWBC歴代ベストチャンピオンに認定された。

大橋といえばアマチュアの名門・横浜高校時代にインターハイを制覇し、専修大学を中退した後、「150年に一人の天才」の触れ込みで85年2月にヨネクラジムからプロデビュー。90年2月、“日本ボクシング界最後の切り札”としてWBC世界ストロー級チャンピオン崔漸煥(韓国)に挑戦し、左ボディアッパーで9RKO勝ちを収め、日本のジム所属選手の連続失敗記録を21で止める救世主となった男だ。同年10月にはプロ・アマ無敗のパーフェクトレコードを誇る“精密機械”リカルド・ロペス(メキシコ)の挑戦を受け、5RTKOで敗れてV2に失敗するが、チャンピオンの矜持を感じさせる誇り高き姿勢が多くのボクシングファンから賞賛された。その後、ロペスとのリターンマッチを熱望したものの実現には至らず、92年10月に崔煕庸(韓国)を12R判定で下し、WBA同級王座を制覇。戦慄の右カウンターで対戦相手を幾度もキャンバスに沈め、キャリアの後期はフェニックスと呼ばれて人気を博した。通算戦績は24戦19勝(12KO)5敗。現在は大橋ボクシングジムを率いる他、日本プロボクシング協会会長を務めている。

その大橋が宿敵リカルド・ロペス(メキシコ)とともにWBCが選ぶ偉大なチャンピオンの一人として認められた。WBCはチャンピオンベルトをリニューアルするに当たり、全17階級の歴代ベストチャンピオンをボクシングファンから募る投票を実施。これまでWBCのチャンピオンベルトにはモハメド・アリ(アメリカ)とジョー・ルイス(アメリカ)の顔写真が飾りつけられていたが、今後ミニマム級のベルトには偉大な2人の世界ヘビー級チャンピオンとともに、大橋会長とロペスの顔写真も飾られ、両雄の功績が語り継がれていくことになる。

なお、ミニマム級以外の各階級で選ばれたのは下記の32名。

<ヘビー級>

 マイク・タイソン(アメリカ)

 レノックス・ルイス(イギリス)

<クルーザー級>

 イベンダー・ホリフィールド(アメリカ)

 ファン・カルロス・ゴメス(キューバ)

<L・ヘビー級>

 ロイ・ジョーンズJr.(アメリカ)

 マイケル・スピンクス(アメリカ)

<S・ミドル級>

 ジョー・カルザギ(イギリス)

 ナイジェル・ベン(イギリス)

<ミドル級>

 マービン・ハグラー(アメリカ)

 カルロス・モンソン(アルゼンチン)

<S・ウェルター級>

 オスカー・デラ・ホーヤ(アメリカ)

 トーマス・ハーンズ(アメリカ)

<ウェルター級>

 シュガー・レイ・レナード(アメリカ)

 ホセ・ナポレス(キューバ)

<S・ライト級>

 フリオ・セサール・チャベス(メキシコ)

 コンスタンチン・チュー(ロシア)

<ライト級>

 ロベルト・デュラン(パナマ)

 パーネル・ウィテカ(アメリカ)

<S・フェザー級>

 アレクシス・アルゲリョ(ニカラグア)

 アズマー・ネルソン(ガーナ)

<フェザー級>

 サルバドール・サンチェス(メキシコ)

 ジェフ・フェネック(オーストラリア)

<S・バンタム級>

 エリック・モラレス(メキシコ)

 ウィルフレド・ゴメス(プエルトリコ)

<バンタム級>

 エデル・ジョフレ(ブラジル)

 カルロス・サラテ(メキシコ)

<S・フライ級>

 ヒルベルト・ローマン(メキシコ)

 文 成吉(韓国)

<フライ級>

 ポンサクレック・ウォンジョンカム(タイ)

 ミゲール・カント(メキシコ)

<L・フライ級>

 ウンベルト・ゴンサレス(メキシコ)

 張 正九(韓国)

このコーナーでは昭和40年生まれの活躍を紹介。どんな些細なことでも我こそは!という昭和40年男はぜひ『読者投稿欄』から投稿を!

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1件のコメント

  1. 最初の亀田問題の時に収拾に乗り出したのがこの方でした。あまりボクシングに興味のない私でしたが、世間を騒がせていた亀田兄弟。w   大橋さんが世界チャンプだったなんて知りませんでした。
    現役を引退されてジムの会長。詳しいことはわかりませんが、なかなかの人物ですね。この時に知りました。選手としても超素晴らしい方なんですね! 協会の会長としても期待“大”ですね。

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