京商は、1982年に発売された2WDバギースタイルの電動ラジオコントロールカー『スコーピオン』の復刻モデルキットを、7月中旬より発売する。
この製品は、世界中にファンがいるという1/10スケールの伝説的なマシン“スコーピオン”を復刻。32年前のオリジナルのフォルムを踏襲しつつ、サスペンションやギヤボックスなどで2014年の最新仕様にアップグレードされ、現代のバギーコースを走っても遜色ない速さと耐久性を与えられている。
セミトレーリングアーム式のサスペンションのサスアームは、オリジナルそのままに見えるが、素材に6061T6アルミ鍛造製というハイグレードなものを使用している。かつてのモデルより剛性と強度・耐久性がアップされている。
アルミダイキャスト製のギヤボックスもオリジナルの形状を踏襲しつつ、内部に2ピース構造のデフギヤを装着。さらにスリッパークラッチも装備し、ミッションを保護しつつトラクションを有効活用できる。
48ピッチとしたギヤは焼結合金とナイロンを組合せ、高効率を実現。高速/低速の2種類のギヤを付属。デフギヤにはオプションのボールデフも装着可能となっている。
これらは、オリジナルの持ち味だったコントローラブルな操縦性と耐久性をさらなるレベルへと引き上げているという。
オイルダンパーは、ステンレスシャフトとアルミ製シリンダーを組合せて、ストロークの初期からボトムまでスムーズに作動。レーシングバギーに相応しい走りを披露してくれる。
他にも、タッピングビスやナットをほとんど使わない構造とされた。ビスのほとんどはヘックスビスとなり、カッチリとした組み上がりと軽量・高剛性を実現するなど、隅々までグレードアップを果たしている。
走行させるためには、別途でカー用2ch1サーボプロポや、540クラスモーター (推奨:30~27ターン)、走行用バッテリー パック・充電器なども必要となるが、このオリジナルに忠実な名車復刻モデル、は手に入れられる時に買っておくべきだろう。
サイズは398×236×145(mm)、ホイールベースは263mm、トレッド(F/R)は198 /195(mm)、タイヤ(F/R)は75×20/85×41(mm)全備重量は約985g(R/Cメカ、バッテリー無し)。ギヤレシオはH仕様6.9:1、L仕様8.3:1(2組合せを付属)。価格は2万5,800円(税抜)となっている。