ライカカメラジャパンは、デジタルレンジファインダーカメラ『ライカMモノクロームシルバー』を6月6日に発売する。
このデジタルカメラは、2012年に発売された『ライカMモノクローム』の新色ボディバージョン。従来は海外の限定モデルを除きブラッククローム1色だったが、新たに通常製品としてシルバークロームが加わることになった。従来同様、カメラ前面の赤いライカロゴはなく、機種名の刻印はホットシュー部分となる。
スペックはこれまで同様、カラーフィルターを持たず、専用開発されたモノクローム撮影専用の撮像素子を搭載したデジタルカメラとして発売される。撮像素子は色を“見る”ことはせず、各画素が輝度を忠実に記録し、色を認識する撮像素子を搭載したデジタルカメラよりもはるかにシャープな描写で撮影することができるモノクローム専用機となっている。
ボディもこれまで同様、高強度のマグネシウム合金のフルメタルで、トップカバーとベースプレートは無垢の真鍮の削り出し。デジタル部やシャッターユニットは、耐久性を考慮して設計され、長年の使用にも耐えうる信頼性を目指し、高い堅牢性と耐久性が備わるように設計されている。
本体の製造や調整、メカニズムや電子関連の細部にわたる入念な点検等は、すべてドイツの工場で熟練技術者たちの手によって行われているという。
レンズは焦点距離16mmから135mmのラインナップを誇る全ての現行Mレンズを使用することができる。また、1954年以降に製造されたMレンズもほぼ全て使用でき、システム内の互換性を維持するというライカのコンセプトが貫かれている。
付属品として、Photoshop Lightroomに加え、フィルム粒状感を再現できるというNik Softwareの『Silver Efex Pro 2』が同梱される。
JPEGとDNG形式によるRAW撮影に対応。感度はISO320~ISO10000。シャッターは金属の縦走り、最高シャッター速度は1/4,000秒、ストロボ同調速度は1/180秒。連写は最高約2コマ/秒で8コマまで。本体サイズは139 × 80 × 37(mm)、バッテリーを含む重量は約600gとなっている。価格は93万9,600円(税込み)となっている。
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