昭和40年生まれの俳優・尾美としのりと村杉蝉之介が12月5日から公演の舞台『キレイ~神様と待ち合せした女~』に出演することが決まった。
尾美は1978年に市川崑監督の映画『火の鳥』で子役デビューし、以降、子役としてさまざまな映画やドラマに出演。17歳で映画『転校生』(大林宣彦監督)の主役のひとりを演じ注目を集めた。現在は生真面目なサラリーマンやエリート官僚など、尾美の持つ真面目な雰囲気によくあった役柄から、粗暴なタクシー運転手やヤクザまで、幅広い役を演じている。記憶に新しいところではNHK朝の連続ドラマ小説『あまちゃん』で主人公アキの父親役でを演じ、その絶妙な演技でおおいにドラマを盛りあげた。
一方、村杉は劇団『大人計画』の四天王(立石明石、宮藤官九郎、阿部サダヲ、宮崎吐夢)を見たことがキッカケで94年に同劇団のオーディションを受け入団。怪しいメガネの人役などを演じ、個性派俳優として舞台を中心に映画やテレビドラマにも出演し、幅広い分野で活躍している。そういえば前出の『あまちゃん』にも出演していて、アイドルおたく・ヒビキ一朗と言えば、顔と名前が一致する人も多いのではないだろうか。また年の瀬の紅白歌合戦では、客席に潜んでいた村杉を見つけたキョンキョンがステージから「ヒビキ!ヒビキ!」と指さし、会場をドッと沸かせた。
そんな二人の昭和40年男が共演する舞台は、3つの勢力が争う架空の日本を舞台に記憶を亡くした少女・ケガレの成長を描いたミュージカルで、2000年に初演、2005年に再演されている。そして今回は2014年版として再々演されることが決まった。豪華キャストが集結することもあり舞台ファンの注目が集まっている。
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