10年前のことになる。
中国の広州に行ったとき、噂に聞く“囲いのないトイレ”に初めて出くわした。
ホテルやレストランは大丈夫なのだが、公衆トイレはほとんどがこのタイプで
粗末なうえ汚いことこの上ない。
約6年前に行った上海でも、トイレには考えさせられた。
高層ビルが見え、近代的な摩天楼の街には感心させられたが、
公園の公衆トイレは約50m手前から臭気を感じるほどだった。
万博まで開かれるほどの大国となった昨今はそんなことはないと思いたいが、とにかくひどいものだった。
ここから尖閣諸島につなげちゃおうかなとも思ったけど、とりあえずやめておきます。
言いたいことが山ほどありすぎて、書き始めたらたぶん1ヶ月くらい止まらないもの。
3年前に、イタリアのミラノへ行くチャンスがあり、もちろん喜んで出かけた。
ガイドブックによるとトイレ事情はあまりよろしくないとのことが記されていた。
公衆トイレ自体が少なく、しかも有料とのこと。
水分摂取量が多い俺としてはなんとも不安を感じたものだった。
すばらしい街並みに感動した。
第2次世界大戦の連合から外れるのも仕方ないな(笑)と、
冗談でなく感じたくらいすばらしい街並みだった。
だが、残念なことにトイレはひどいものだった。
公衆トイレの入り口が番台のようになっていて、おばちゃんに大か小かを聞かれる。
言葉がわからんからゼスチャーで答えて金を払う。
金を取る割には汚く臭い。
俺が行ったときの中国程ではないが、
美しい街並みにオシャレな方々が闊歩するイタリアミラノとは思えない排泄事情だった。
俺の海外経験はあとハワイと台湾で、この2国はどちらもキレイだった。
ハワイはあれだけの観光国であるから頷けるが、台湾は中国とイタリアよりはるかにトイレ事情はよかった。
繰り返すが、すべて俺が行った当時ということでの話なので、
ドラスティックな改善がなされているかもしれないことを付け加えておく。
そして登場する我が国のトイレは、俺のつたない海外経験との比較であるが、
もうダントツでナンバーワンである。
たとえばだ。俺の住んでいる街には多摩川が流れていて、土手にはいくつもの公衆トイレがある。
男女別で、簡易水洗で換気扇が回っていて、臭いはゼロとはいかないが十分にがんばっていると思えるレベルだ。
トイレットペーパーは予備まで完備しているし、いつも掃除が行き届いている。
季節の若干はずれた北海道なんかでも、公衆トイレはキレイだったし
日本中どこに行っても中国のような思いをすることはほとんどない。
掃除もさることながら、汚さないという、さすが日本人の心だなというところだね。
と、常々思っているから、飲み屋のトイレには閉口させられることが多い。
酔っぱらうとチ○コが曲がってしまうのか、泥酔しているから揺れてしまうのか?
なんとなく、モラルのスイッチが外れてしまうのでしょうか。
ビショビショになった便器まわりを見ると悲しくなる俺なのさ。
トイレはその国を写す鏡かも知れませんね。
自分もそれ程多くの海外に出掛けた事が有る訳では有りませんが、空港に到着したらまずトイレを利用します・・そうするとその国のトイレ事情が良く解ると思います。
一番泣いたのはロシアのチタ空港・・入るのすらためらった記憶が有ります。
逆に綺麗だったのはフィンランドのヘルシンキ空港非常に清潔でしたよ♪
さて・・次はどこの国に行くかな・・。
そうなんです、鏡ですよねトイレって。次回からは空港でのチェックをしてみます(この景気なんでしばらくなさそうですが)。行ったことがないのですが、ランドのつく国はなんだかすべてイメージがいいのですが、いかがですかね?