イベントダブルヘッダー。

先日の日曜日はイベントが2本という、ヘビーな日曜日となった。
早朝に到着した会場は、新潟県の苗場スキー場だ。
『カワサキ・コーヒー・ブレイク・ミーティング』という今年13年目を迎えたバイクのイベントで
開催回数も80回を超すという長寿イベントだ。
おれはここで進行やMCを担当して、イベントを切り盛りしている。

移動の道中は秋晴れの高い空が広がっていて、大変気持ちのいい朝だった。
ここのところ少々疲れがたまっているのを感じつつも、そんなことは参加者には関係ない。
「よーし、がんばるぞー」と気合いを入れて会場に着いたのだ。
が…、なぜ?
どうしてここだけ?
そう言いたくなるほどの厚い雲に小雨が振り、
気温が低いうえに強い風がその冷たい空気を容赦なくぶつけてくる。
なぜ?
ほんの2km先は晴天なのにだ。
防寒着などもちろん用意していないから、寒いのなんのって。
それでもゾクゾクとやってくるライダーたちは、やっぱり「寒い寒い」を繰り返していた。
午後1時過ぎに無事終了して、2本めの会場へと急ぐ。

『浅草秘密基地』でお世話になっているFIGAROが、
20周年を迎えそのアニバーサリーイベントが夕方6時から行なわれる。
天気に恵まれなかったせいか、関越は予想よりはるかに空いていて無事到着できた。
「間に合いました」
「ありがとう」とマスターが迎え入れてくれた。
ここでの役割は盛り上げ担当だ。
『ハッピーバースデイ』を歌い、やはりMCとしてイベントを仕切る。
いやあ、いいものですな。
皆、仕事が忙しかったり家族が増えたりと、飲食店にとって常連たちというのは様変わりしていくものだ。
その時代時代の繋がりが、久しぶりに集ったのだ。
懐かしい顔たちは、老けてしまったり太ってしまったりと変化を笑いながら、再会を楽しみ合う。
時間が一気に当時へと戻っていき、終始バカ話に花が咲きまくったのだった。

20年という時間の重みをまざまざと見せつけられた。
マスターの人柄に吸い寄せられ、ひとつの時代を過ごした常連客たちはこの節目を心から祝っていた。
もしもこのイベントをやらなければ、一堂に集うことなんかなかったと思うと
楽しい時間を提供してくれたマスターに感謝である。
また、店を継続してくれたことにも感謝である。
「やめようと思ったことが何度もある」
はい、すごくわかります(泣)。
でも続けていけばこんなステキな時間を迎えることができるのですな。
俺もがんばらなくっちゃ!!

昨日は新記録を作ったことになる。
1日に2つのイベントMCをこなしたのと、1日に5回も『ハッピーバースデイ』を歌った。
午前中のイベントでは、来場者の中に誕生日の人がいるとステージに上げて祝うという恒例になっている。
そして“FIGARO20周年”では、「ディアFIGARO〜」と、お客さんと一緒に4回も歌ったのだ。
深夜2時過ぎ、イベントを終えマスターを含めたスタッフ4人でささやかな乾杯をして、家路に就いた。
ハードだったけど、とてもいい1日だった。

が、今朝の体は重いこと、重いこと(笑)。
さすがに新記録の疲れは大きく、重力をいつもの何倍にも感じながら仕事先へと向かったよ。

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1件のコメント

  1. マスターです。で、打ち込みは秘書です。
    いつもどうもありがとう!
    こちらこそ、編集長から元気と前進する勇気をもらっていますよ!!
    先日のパーティーもいろいろ有難う。
    これからも宜しくね。

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