オヤイデ電気は、192kHz/24bitのハイレゾ音源に対応したデジタルオーディオプレーヤー『FiiO X5』を5月10日に発売する。
この製品は、最大192kHz/24bitまでのハイレゾ音源に対応し、FLACやALAC(Apple Lossless)、APEなどのフォーマットをサポート。さらに2.8MHzまでのDSD(DSDIFF/DSF)にも後日のアップデートで対応としている。
ちなみに、ハイレゾとはHigh Resolution(高解像度)のことを言う。音楽CDの場合、44.1kHz/16bitのデータが収められているが、ハイレゾと言う場合にはこれを上回るデータ情報量を持つことになる。圧縮方式では、これまでのAACやMP3といった非可逆圧縮でなく、FLAC/ALACといった可逆圧縮(復元)可能なデータ形式のことを言う。
同社従来機の『X3』から刷新されたデザインは、高視認性IPSスクリーン、中央のラウンドボタン、四隅に配置された各ファンクションボタン、物理回転ホイールなど。シンプルながら必要充分な各機能へのアクセシビリティを最重要視しているという。
また、日本独自の仕様として国内限定のサンフラワーモチーフのホイールを装備(海外モデルはラバーホイール)。表面の繊細なカッティングにより、回転する際の指なじみのよさに加え、独特な光の反射が高級感をもたらしている。
メモリーカードは、最大128GBまで対応するmicroSDカードスロット(SDXC対応)を2基装備し、最大容量は256GBまで対応している。カードはClass 6以上のmicroSDカードの利用を推奨している。内蔵メモリは無し。DACはTI「PCM179」を搭載する。
対応フォーマットは、192kHz/24bitまでのFLAC/Apple Lossless/WAV/APEと、24bit/96kHzまでのWMA、AAC/MP3/OGGなど。
充電用USBケーブル、プロテクトフィルム2枚、シリコンケースなどが付属する。内蔵バッテリーはリチウムイオン3700mAHで、連続駆動時間は約10時間以上。対応OSはMac OSX、Windows 8、7、Vista、XP。サイズは67.6 × 114 × 15.6(mm)、重さは195g。価格はオープンプライスで、実勢予想価格は4万9,800円前後(税抜き)の見込みとなっている。